12月9日放送の『幸せ!ボンビーガール』で「開業ガール」が放送されました。
そこに登場したのは「れいなさん」(27歳)です。
今回は第2回目の放送になります。第1回目の放送が気になる方は下記記事を参考にしてください↓
2回目の放送では、奥多摩で見つけた空き家の登記を完了させ、実際に部屋の中が公開されました。
部屋の中は恐ろしいほどに傷んでいて、これからリフォームするのがかなり大変そうな状況でした。
また、自己資金が100万円ほどしかないれいなさんにとって不運なことに、住んでいる学校の配膳室(住居)から出ることになり、職もなくなるという悲惨な状況の上にさらなる追い打ちが・・・
奥多摩の空き屋物件の部屋の中はどうなっている?
全オーナーが不動産会社の事務所として随分前に使っていた空き家物件ですが、家具などもそのまま放置している状況のため、部屋の中は悲惨です。
電気、ガスなどは元々通っていてお風呂やトイレなどもありますが、このままでは到底使うことができるレベルではありません。
内装
部屋を空けると、廃墟のような光景が・・・
床が腐っていていつ抜けてもおかしくない状態です。
トイレのドアがなかなか開かず、扉には白カビがたくさん・・・
トイレの中は湿気の影響もあり、黒カビが・・・
家具がそのままのため、まずは山奥のこの場所から外に出すだけでも一苦労です。
外装
建物の屋根をみると、部屋の中から木が生えていて屋根を貫いている状況です。
内装や外装、また物件までの道などの舗装整備などを考えるとかなりの修復費用がかかりそうです。
番組調べによると、物件だけで約300万円、その他費用も合わせると425万円の修復費用がかかると紹介されていました。
れいなさんの理想の民泊
奥多摩は都心部のように明かりも少ないため、夜になると星空が綺麗に見えますし、天の川も見えるそうです。
物件は高台にあるため、昼間は景色も良く上手くリフォームできれば開放的な宿になりそうです。
近年はグランピング施設も旅行客の中では人気になっていて、上記のようなイメージの施設が作れたらお客さんは殺到するかもしれませんね!
れいなさんの自己資金と融資可能額
自己資金が100万円ほどしかないれいなさんは、創業支援センターで約500万円の借り入れを相談しますが、現状はかなり厳しい様子です。
基本的に日本の金融機関や政策公庫などは自己資金の3倍までの額しか貸してくれないことが多いです。
特に新規事業の場合や、信用がない状況では借り入れ自体することも難しい場合もあるため、創業計画書や事業計画書、資金繰りなどを明確に作成した上で、さらに自己資金を少しでも多くしておくことが求められます。
お金がないからお金を借りるわけですが、実際はお金がある人ほど多くお金が借りられる仕組みになっているのが現実です。
れいなさんが再びホームレスに?家と職が同時になくなる!
民泊の配膳室で0円生活をしていたれいなさんですが、期間限定の就業契約だったこともあり、仕事を辞めると同時に配膳室も出なくてはならなくなりました。
住む家がなくなったため、開業資金の100万円から新居の家賃を遂に捻出する結果に・・・
奥多摩は1人暮らしの家などがほぼないため、結果的にそこそこ家賃の高い物件に住む羽目になり6.9万円の家賃が毎月発生することになりました。
民泊の仕事を退職して、現在は奥多摩の老人ホームの仕事に就いているれいなさん。
アルバイトのような感じですが、すぐに働く場所が見つかって一安心ですね。
れいなさんは英語もペラペラで、過去に様々な職を経験しているので、本気を出せばすごく良い会社で働ける可能性もあると思いますが、奥多摩での開業を目指すため、奥多摩での生活と仕事を優先に選んでいるのだと思います!
れいなさんにさらなる不幸が・・・
アメリカに住んでいる命の恩人とも言える叔母さんが乳がんになり手術しなければならない状況になったということで、交通費はかかってしまいますが、急遽アメリカへ飛ぶことになったれいなさん。
しかし、このアメリカへの訪問が少し新たな希望の光を呼び込むことに・・・
叔母さんたちはアメリカで古い物件をリフォームして民泊ビジネスをやっていて、言わばれいなさんがこれからやろうとしている事業の大先輩にあたります。
現在、叔母さんたちが手掛けた民泊施設はすごく人気で数か月先まで予約がいっぱいとのことです。
叔母さんはデザイナーの仕事をしており、リフォームする際に壁紙などもすべて自分で手掛けているようです。
れいなさんの奥多摩の空き屋物件を叔母さんにみてもらうと、ツリーハウスを提案されていました。
すでにリフォーム民泊で成功している知人からのアドバイスはれいなさんにとって良い追い風になるのではないでしょうか?
まとめ
れいなさんの人生は本当に波乱万丈だというのがひしひしと伝わってきます。
そんな中で、奥多摩で民泊を開業しようとしている姿をみるとすごく応援したくなりますね。
コロナの状況もあるため、旅行業界はさらに窮地に立たされていますが、奥多摩で1棟貸しであれば、車で来訪して他の宿泊者や町の方とも密になることはほぼないため、安心して過ごせるのではないでしょうか?
「コロナ拡大=GoToがすべて悪い」という一方的な視点で批判ばかりしている人が多くなっていますが、そういう状況下でも前向きにぜひ頑張ってほしいと思います。