新型コロナウィルスの感染拡大に対応するために2020年3月14日に安部首相は記者会見を開きました。
新型インフルエンザ等対策特別措置法に基づく「緊急事態宣言」などについて下記のような発言をしました。
安倍首相の記者会見での発言まとめ
法律や経済について
・現時点で緊急事態を宣言する状況ではないと判断している。ただし時々刻々と事態は変化しており、国民の命と健康を守るため、必要であれば法律上の措置を実行する考えだ。
・緊急事態にならないように懸命に感染拡大防止策を講じている。あくまで万が一のための備えをするための法律だ。
・感染拡大防止が最優先だが、その後には日本経済を確かな成長軌道へと戻し、これまでにない発想で思い切った措置を講じていく。
・具体的な方策について、地域経済の実情を十分踏まえながら、政府・与党の総力を挙げて練り上げていく。
・日本を含む世界中のマーケットが動揺しており、世界経済のさらなる落ち込みが懸念される。動向を注意深く見極めながら、機動的に必要かつ十分な経済・財政政策を間髪を入れずに講じる。
感染者拡大について
・感染者は増加傾向だが急激なペースで増加する諸外国に比べて増加のスピードを抑えられている。人口1万人あたりの感染者は日本は0・06人にとどまり、韓国、中国、イタリア、イランなどよりも少ないレベルに抑えることができている。
オリンピック関連について
・26日には福島を訪れ、聖火リレーのスタートに立ち会いたい。IOCとWHOは緊密な連携のもと注視しているので、我々も緊密に連携を取っていく。感染拡大を乗り越えて、良い大会にしたい。
・アスリート、観客にとって安全安心な大会、感動を与える大会となるように力を尽くしてきた。現在も準備を進めている。
・トランプ大統領との会談でも、成功に向けて日米で協力していくことで一致しており、延期や中止の話題は出なかった。予定通り、無事開催したいと考えている。
卒業生について
・卒業生の皆さん、卒業おめでとうございます。この大切な時期に学校を休みにしたことは大変申し訳なく思っています。