【世界のアルミニウム生産量ランキング】世界でアルミニウムの生産量が多い国トップ10!新型コロナとロシアのウクライナ侵攻の影響でアルミニウムの価格が過去最高に?

世界には196ヶ国(海外領土や自治領などの地域も含めると249)あると言われていますが、その中でアルミニウムの生産量が多い国のランキングをご紹介します。

ランキングを見る前にまずは世界でアルミニウムの生産量が多い国トップ10を予想してみてください!

2022年3月11日の執筆時点では、ロシアのウクライナ侵攻により、金や石油などの天然資源が高騰しており、ロシアの生産量が多いとされるアルミニウムにも注目が一層集まっています。
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アルミニウムは2022年2月末に過去最高値3480ドルをつけ、3月以降も価格は高い水準をキープしています。ロシアのウクライナ侵攻の状況によっては過去最高値を再び更新する可能性があります。
出典:investing.com
アルミニウムはロシアのウクライナ侵攻の前からエネルギー不足から生じる供給懸念によっても価格が上昇していましたが、ロシアへの世界各国の強力な経済制裁の実施によってさらにその懸念が強くなってきています。
アルミニウムの生産量が多い国としてロシアは有名ですが、ロシア以外のアルミニウム生産国はどういった国があるのかランキングを見てみましょう!

世界でアルミニウムの生産量が多い国トップ10

ランキング 国名 生産量(トン)
1位 中国 37,080,000
2位 ロシア 3,639,000
3位 インド 3,558,000
4位 カナダ 3,119,000
5位 アラブ首長国連邦(UAE) 2,520,000
6位 オーストラリア 1,582,000
7位 バーレーン 1,549,000
8位 ノルウェー 1,330,000
9位 アメリカ 1,010,000
10位 アイスランド 860,000

出典1:USGS(United States Geological Survey)
出典2:GLOBAL NOTE
(※2020年データ)

世界でアルミニウムの生産量が多い国1位は中国です。

2位のロシアとは約10倍、10位のアイスランドとは約45倍くらいの差がありますのでダントツ1位といっても過言ではないでしょう。

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ウクライナ侵攻問題でアルミニウム生産量2位のロシアからの供給がストップするだけでも世界的に厳しいですが、ロシアと組んでいるとされている中国が1位という点でも非常に危うい状況に思えます。

アルミニウムの特性として、軽くて丈夫、そして加工がしやすく熱伝導性も高いため身近な日用品によく使用されています。

さらにリサイクルしやすいという点でも非常に優れた天然資源です。

具体例を挙げると、食品や医薬品、スマホ、自動車、建築物、ロケットや航空機など幅広い用途があります。

現時点で、新型コロナウィルスやロシアのウクライナ侵攻の影響で「天然ガス」や「石油(原油)」、「パラジウム」、「ニッケル」、「銅」などの資源と同様に価格高騰が起きています。

上位の国はアジア、中東諸国、北欧諸国が中心

2位~10位の国をみてみると、アジアやヨーロッパ、北米、オセアニアなど様々な国々がランクインしていますが、インドやアラブ首長国連邦、バーレーン、ノルウェー、フィンランドといった国が特徴的です。

中国やロシア、カナダ、アメリカなどは国土面積も広く、様々な天然資源生産量で常に上位に顔を出す国々ですが、普段トップ10にあまり入らない国々を覚えておくと役に立つこともあるかもしれません。

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ちなみに日本はアルミニウムをオーストラリア、アラブ首長国連邦(UAE)、ロシア、ニュージーランド、サウジアラビアなどから主に輸入しています。

アルミニウム生産量11位~20位(おまけ)

11位~20位の国もアルミニウムの生産量がそこそこ多いため参考までに記載しておきます。

10位のアイスランドの生産量が860,000トンですが、11位~20位の国の生産量は760,000トン~397,000トンくらいありそこまで大きな差はありません。

11位:マレーシア

12位:サウジアラビア

13位:南アフリカ共和国

14位:ブラジル

15位:カタール

16位:モザンビーク

17位:ドイツ

18位:イラン

19位:フランス

20位:オマーン

11位~20位の国にはアフリカ諸国や中東諸国、ヨーロッパ諸国などが多く登場しています。

まとめ

アルミニウムというとそんな高価なイメージはないですが、上記で述べた通り過去最高値をどんどん更新している状況です。

2022年は新型コロナウィルスの影響も大きいままですし、そこにロシアのウクライナ侵攻の影響が加わったことで、世界的に需給のバランスが崩れそうになっています。

感染症や戦争など起きると、これまで当たり前だと思っていた平和な世界が変わってしまう可能性が大きいです。

ロシアが核兵器を使うかも?という不安が世の中を襲う中、一先ず停戦に向けて前向きな話題が出ることを祈るばかりです。

ロシアのウクライナ侵攻が停戦に向けて進むか、第三次世界大戦を引き起こすか・・・この結果によって天然資源の供給や価格にも大きな変化が出ると思いますので注視しておきましょう。

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