世界には196ヶ国あると言われていますが、その中で二酸化炭素の排出量が多い国のランキングをご紹介します。
ランキングを見る前にまずは世界で二酸化炭素の排出量が多い国トップ10を予想してみてください!
やはり中国やアメリカの排出量が多いと感じている人が多いでしょうか?
また、日本は京都議定書などでも有名ですが、実際世界でどれくらいの順位になっているのでしょうか?
世界で二酸化炭素の排出量が多い国トップ10
ランキング | 国名 | 排出量(トン)(注) |
1位 | 中国 | 93億200万 |
2位 | アメリカ | 47億6,130万 |
3位 | インド | 21億6,160万 |
4位 | ロシア | 15億3,690万 |
5位 | 日本 | 11億3,240万 |
6位 | ドイツ | 7億1,880万 |
7位 | 韓国 | 6億 |
8位 | イラン | 5億6,710万 |
9位 | カナダ | 5億4,780万 |
10位 | サウジアラビア | 5億3,220万 |
出典1:International Energy Agency (IEA) – CO2 Emissions from Fuel Combustion Highlights (2019 Edition) – CO2 emissions from fuel combustion by sector in 2017)
出典2:外務省「世界色々雑学ランキング
(注)エネルギー起源CO2(各種エネルギーの利用時に発生したCO2)の排出量
世界で二酸化炭素の排出量が多い国1位は中国です。
しかも2位のアメリカに約2倍の差をつけてダントツの1位です。
これは日本人にとってもイメージ通りの結果ではないでしょうか?
なぜ中国の二酸化炭素排出量がダントツなのか?
中国は近年、経済成長が著しかった半面、環境問題にあまり配慮してこなかった背景があります。
日本などの先進国においても以前は公害を引き起こすほど環境破壊を続けていたため、今後発展途上国に環境保護を優先しろとは言いにくい状況もあるでしょう。
また、中国は人口が多いため、必然的に総量のデータになるとどうしても順位が高くなります。
当サイトにおいて、様々なランキングを紹介していますが、中国はほとんどのケースでトップ10入りしています。
トップ10の国はどういう特徴がある?
トップ10の他の国をみてみると、基本的には先進国で人口が多い国が目立ちます。
【世界の人口ランキング】人口の多い国と少ない国トップ10!日本は何位?
【世界の原油ランキング】世界で1日あたりの原油の生産量が多い国トップ10!1位はやっぱり中東諸国?日本は?
日本の二酸化炭素排出量は世界5位
日本は世界5位でかなり二酸化炭素排出量が多いことがわかります。
京都議定書などにより、近年二酸化炭素排出量を減らすように取り組んできましたが、まだまだ多い状況です。
様々な技術や工夫によってこれからもまだ減らせる可能性もあるでしょう。
しかし、昔から言われているのは、「環境と経済の両立は難しい」ということです。
経済成長や景気を意識するとどうしてもエネルギーを大量に消費する傾向があるため、環境保護が後回しになりがちです。
選挙の公約など、政治家の動きをみても「環境問題を最重要」としている人は日本にほぼいないはずです。
1人あたりの二酸化炭素排出量ランキング
今回のランキングは国別の総量でしたが、1人あたりの二酸化炭素排出量のデータでみるとどういう順位になっているのでしょうか?
詳しくは下記記事でまとめていますので参考にしてみてください。
【世界の二酸化炭素排出量ランキング】世界で1人あたりの二酸化炭素排出量が多い国トップ10!日本は何位?
まとめ
二酸化炭素排出量が多くなりすぎると、地球温暖化などの環境問題が深刻化してきます。
研究者によって考え方がわかれていますが、近年の気温の上昇や異常気象は日本国内においても肌で感じているはずです。
私たちが生きている間は問題ないかもしれませんが、今後の地球のことを考えると早めにきちんと対策していかないと取り返しのつかないことになるかもしれません。
日本は世界で5位ですので、私たち個人においても少しずつ改善できることやできることをやっていきましょう!