世界には196ヶ国あると言われていますが、その中で1日あたりの原油の生産量が多い国のランキングをご紹介します。
ランキングを見る前にまずは世界で1日あたりの原油の生産量が多い国トップ10を予想してみてください!
原油(石油)といえば、サウジアラビアやアラブ首長国連邦などのイメージがある方も多いと思います。
果たして1位は中東の国がランクインしているのでしょうか?
世界で1日あたりの原油の生産量が多い国トップ10
ランキング | 国名 | 生産量(バレル/日量) |
1位 | アメリカ | 1,531万 |
2位 | サウジアラビア | 1,228万 |
3位 | ロシア | 1,143万 |
4位 | カナダ | 520万 |
5位 | イラン | 471万 |
6位 | イラク | 461万 |
7位 | アラブ首長国連邦(UAE) | 394万 |
8位 | 中国 | 379万 |
9位 | クウエート | 304万 |
10位 | ブラジル | 268万 |
出典1:BP Statistical Review of World Energy 2019 – Oil: Production, 2018)
出典2:外務省「世界色々雑学ランキング」
世界で1日あたりの原油の生産量が多い国1位はアメリカです。
実はアメリカは2018年に45年ぶりに世界首位になりました。
前年まではロシアとサウジアラビアの方が生産量が多く3位にとどまっていましたが、シェールオイルの増産によって1位となりました。
トップ10の他の国を見てみると、やはりイランやイラク、アラブ首長国連邦、クウエートなどの中東諸国が多くなっています。
後は国土面積が大きく資源が豊富なカナダや中国、ブラジルがランクインしています。
・【世界の面積ランキング】面積が大きい国と小さい国トップ10!日本は何位?
日本の原油生産量は世界で何位?
日本は原油生産量がまったくないというイメージを持っている方が多いと思います。
しかし、別の資料(CIAデータ)によると、日本の1日あたりの原油生産量は約13万バレルで、世界ランキングは46位(2012年)です。
とはいえ、日本は原油(石油)を海外からの輸入に頼っており、その依存度は99%を超えています。
国内生産だけでは到底足りません。
日本の油田はどこにある?
日本には現在でも採掘を続けている油田や、すでに閉鎖されてしまった油田など10か所以上存在すると言われています。
・秋田県「八橋油田」
・新潟県「阿賀沖油ガス田」
・北海道「勇払油ガス田」
これらの油田の名前を聞いても、初めて聞いたという日本人の方が多いのではないでしょうか?
秋田には油田の歴史が多く、地元民の方であれば馴染み深いかもしれません。
まとめ
新型コロナウィルスの影響で、歴史上初めて原油価格がマイナスになったというニュースも出ました。
原油を採掘しても経済活動が停止していたため、原油を保管する場所に困り保管費用が逆に発生してしまったようです。
人類にとって原油は非常に重要なエネルギーですが、有限資源であるため、再生可能エネルギーなどの開発に意識が高まっている国もあります。
日本においては今後も輸入に頼ることになるため、世界情勢が崩れると様々な影響も考えられます。
日本にとっては原油産出国と友好的関係を維持していくことや、再生可能エネルギーへ少しずつシフトしていくことが重要になってくるでしょう。