世界には196ヶ国(海外領土や自治領などの地域も含めると249)あると言われていますが、その中で女性の喫煙率が高い国のランキングをご紹介します。
ランキングを見る前にまずは世界で女性の喫煙率が高い国トップ10を予想してみてください!
前回と前々回の記事では、男女を区別せずに15歳以上の人口における総合的な喫煙率のランキングと男性の喫煙率ランキングをご紹介しました↓
総合ランキングと男性の喫煙率ランキングではインドネシアが1位でしたが、女性部門ではどういった結果になるでしょうか?
※今回の統計データの概要
・各国の15歳以上人口における喫煙者の割合。
・喫煙者は毎日喫煙する人で、たまに喫煙する人は含まない。
世界で女性の喫煙率が高い国トップ10
ランキング | 国名 | 喫煙率(%) |
1位 | ハンガリー | 22.30 |
2位 | フランス | 22.00 |
3位 | ギリシャ | 19.00 |
4位 | アルゼンチン | 18.80 |
5位 | オーストリア | 17.80 |
6位 | チリ | 17.50 |
7位 | スイス | 16.80 |
8位 | スペイン | 16.50 |
9位 | ルクセンブルク | 16.10 |
10位 | スロベニア | 15.60 |
出典1:OECD(Organisation for Economic Co-operation and Development )
出典2:GLOBAL NOTE
(※2020年データ)
世界で女性の喫煙率が高い国1位はハンガリーです。
ハンガリーは総合ランキングでは6位、男性の喫煙率ランキングでは12位でした。
順位だけ見ると、男性よりも女性の喫煙率の方が高い社会に感じてしまうかもしれませんが、喫煙率自体をみると、男性が27.70%、女性が22.30%で男性の方が喫煙率は高いです。
とはいえ、世界全体的には女性よりも男性の方が圧倒的に喫煙率が高い傾向にあるのに対し、ハンガリーは男女ともに高い喫煙率ということが最大の特徴でしょう。
ちなみに、総合ランキングと男性の喫煙率ランキングでともに1位だったインドネシアは、43位で喫煙率は2.50%とかなりの低水準です。
インドネシアはイスラム教徒が多いですが、そういった宗教的な背景や国の文化的な背景が要因なのかもしれません。
上位の国はヨーロッパ諸国が中心
世界で女性の喫煙率が高い国2位~10位の国をみてみると、ヨーロッパ諸国が多くランクインしています。
4位のアルゼンチンと6位のチリのの2か国を除く8ヶ国がヨーロッパです。
1位のハンガリーと同様に、ヨーロッパ諸国では男性と女性の喫煙率にそこまで大きな差がないことがわかります。
日本は何位?
日本は世界35位です。(数値は7.60%)
日本は総合ランキングでは24位、男性の喫煙率ランキングでは13位でした。
イメージ通り、日本においては女性の喫煙率は世界各国と比較しても低いと言えるでしょう。
女性の喫煙率が高い国11位~20位(おまけ)
参考までに11位~20位の国もご紹介します。
11位:デンマーク
11位:イタリア(同率)
11位:スロバキア(同率)
14位:ドイツ
15位:トルコ
16位:ポーランド
17位:イギリス
18位:ロシア
19位:オランダ
20位:エストニア
11位~20位までの国を見てもトップ10同様にヨーロッパ諸国が多くランクインしていることが目立ちます。
ちなみに11位のデンマーク・イタリア・スロバキアが15.40%、20位のエストニアが12.60%の喫煙率です。
まとめ
世界で女性の喫煙率が高い国1位はハンガリーでした。
総合ランキングと男性の喫煙率ランキングは順位にさほど差はありませんでしたが、女性の喫煙率ランキングでは上位に大きな差が生じています。
基本的にヨーロッパ諸国においては喫煙率に性別はあまり関係がない傾向が強く、アジア諸国などでは性別によって喫煙率に大きな差が生まれる傾向があります。