前回の記事では「世界で地震が多い国トップ10」をご紹介しましたが、今回は「世界で起きた大きな地震トップ10」のランキングをご紹介します。
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ランキングを見る前にまずは歴代トップ10の巨大地震は何かを予想してみてください!
日本は世界でもトップクラスに地震が多い国であり、2011年には東日本大震災が起きましたが歴代の地震と比べるとどれくらいの規模感なのでしょうか?
地震の「震度」と「マグニチュード」
地震の規模のランキングを見る前にまずは「震度」と「マグニチュード」の意味について簡単に解説します。
理解しているようで意外と勘違いしているケースもあるため注意が必要です。
震度
各地域の揺れの大きさを意味します。
巨大地震が起きた場合であっても震源地に近いエリアは震度が大きく、離れた場所では震度が小さくなります。
気象庁の震度階級では地震の震度は「震度0」「震度1」「震度2」「震度3」「震度4」「震度5弱」「震度5強」「震度6弱」「震度6強」「震度7」の10階級に分けられています。
マグニチュード
世界で起きた大きな地震トップ10
ランキング | 国名 | マグニチュード | 発生日 |
1位 | バルディビア地震 | 9.4~9.6 | 1960年5月22日 |
2位 | アラスカ地震 | 9.2 | 1964年3月27日 |
3位 | スマトラ島沖地震 | 9.1~9.3 | 2004年12月26日 |
4位 | 東日本大震災 | 9.0~9.1 | 2011年3月11日 |
5位 | カムチャッカ地震 | 9.0 | 1952年11月4日 |
6位 | アラカン地震 | 8.8 | 1762年4月2日 |
7位 | エクアドル・コロンビア地震 | 8.8 | 1906年1月31日 |
8位 | カスケード地震 | 8.7~9.2 | 1700年1月26日 |
9位 | アッサム・チベット地震 | 8.6 | 1950年8月15日 |
9位 | メキシコ地震 | 8.6 | 1787年3月28日 |
9位 | リマ・カカオ地震 | 8.6 | 1746年10月28日 |
出典1:https://www.statista.com/
(※1900年~2016年データ)
歴代最も大きな地震(マグニチュードが大きい地震)1位は1960年にチリで起きたバルディビア地震です。
マグニチュードが9.4~9.6となっていますが、仮に9.6だとすれば東日本大震災の約8倍のエネルギー量の地震だったということです。
とてつもない規模の地震ですが、地震の起きた場所が人口密集エリアでなかったことや、日中に起きて避難しやすかったことなどから推定死者数は2000人~6000人程度と比較的被害は小さく抑えられています。
2位のアラスカ地震においてもマグニチュード9.2で超巨大地震だったにも関わらず、人口が元々少ないエリアだったことで推定死者数は100人程度で済んでいます。
逆に3位のスマトラ島沖地震は推定死者数が約28万人と言われており、その原因は地震によって引き起こされた津波です。
津波の威力がとてつもなく大きく、5000キロ以上離れたアフリカエリアまで津波が到達するほどでした。
日本の東日本大震災は4位
日本で起きた東日本大震災は歴代4位です。(マグニチュード9.0~9.1)
推定死者数は15,895人、行方不明者は2539人と言われています。
震源地が宮城県沖であったため、津波の影響も大きく被害が大きくなってしまいました。
トップ10の中での推定死者数を見ると、3位のスマトラ島沖地震がダントツの被害ではありますが、その次に被害が大きかったのが4位の東日本大震災ということになります。
まとめ
地震を理解する上では「震度」や「震源地」、「マグニチュード」などの関係性を理解しておくことが重要です。
同じ規模であっても起きる場所や時間などによって被害は大きく変わります。
今後、数十年以内にほぼ確実に南海トラフ地震が起きると推測されていますが、起きた場合のマグニチュードは推定9.0以上だと言われています。
南海トラフ地震の場合は太平洋側が震源地になることで、多くのエリアに津波の被害が出る可能性も高いため非常に危険度が高いです。
地震に慣れてしまっている私たち日本人ですが、改めて防災の意識を持って普段の生活から準備できることは準備しておきましょう!