世界には196ヶ国(海外領土や自治領などの地域も含めると249)あると言われていますが、その中で大学生が多い国のランキングをご紹介します。
ランキングを見る前にまずは世界で大学生が多い国トップ10を予想してみてください!
大学生が多い国といえばアメリカやヨーロッパなどの先進国をイメージしやすいですが、中国やインドなど総人口が多い国も忘れてはなりません。
今回の統計データは「人口1000人あたりの大学生の人数」といった比率ではなく、単純に大学生の数を国ごとにランキングしたものであるため、人口の多い国が上位に来る傾向があります。
日本は人口も1億人を越えていて大学に進学するのは当たり前になってきていますが、果たして世界と比較して何位に入っているでしょうか?
※今回の統計データの概要
・大学にはユネスコ(UNESCO)が定義するISCED2011のLEVEL5~8の大学相当の全ての高等教育機関が含まれる。
(日本での四年制大学・大学院、短期大学などに相当)
世界で大学生が多い国トップ10
ランキング | 国名 | 人数(単位:千人) |
1位 | 中国 | 50,237 |
2位 | インド | 36,393 |
3位 | アメリカ | 18,826 |
4位 | ブラジル | 8,898 |
5位 | インドネシア | 8,037 |
6位 | トルコ | 7,775 |
7位 | ロシア | 5,698 |
8位 | メキシコ | 4,705 |
9位 | 日本 | 3,874 |
10位 | バングラデシュ | 3,522 |
出典1:UNESCO(UNESCO Institute)
出典2:GLOBAL NOTE
(※2020年データ)
世界で大学生が多い国1位は中国です。
世界一人口が多い中国ですから必然的に大学生の数も世界一でも何の不思議もありません。
そういう意味でも1位が中国、2位がインドというのは納得です。
上位の国は人口の多い国が中心
世界で大学生が多い国2位~10位の国をみてみると、人口が多い国がたくさんランクインしています。
上位10ヶ国をみると人口が1億人を越える国ばかりです。
世界の人口ランキングは下記記事を参考にしてください↓
インドやブラジル、インドネシア、メキシコ、バングラデシュなどは発展途上国のイメージが強い方もいるかもしれませんが、近年急激に経済成長している国ばかりで大学進学率も高くなってきていると推測できます。
日本は9位
日本は世界9位です。(数値は3,874)
約380万人の大学生が日本にはいますが、今後は少子高齢化がさらに進行し、この数字はどんどん低下していくことが予測されます。
大学自体も採算が合わずに廃業しているケースも出てきている状況です。
少子高齢化については下記記事で解説しています↓
大学生が多い国11位~20位(おまけ)
参考までに11位~20位の国もご紹介します。
11位:フィリピン
12位:アルゼンチン
13位:ドイツ
14位:エジプト
15位:イラン
16位:韓国
17位:フランス
18位:イギリス
19位:パキスタン
20位:タイ
11位~20位までの国を見ると、人口が多いアジア諸国と、ヨーロッパ諸国が多くランクインしていることがわかります。
ちなみに11位のフィリピンの数値が3,408、20位のタイが2,411です。
まとめ
世界で大学生が多い国1位は中国でした。
基本的には人口が多い国が上位にランクインしています。
とはいえ、人口ランキングトップ10のパキスタンやナイジェリアなどの途上国は今回のランキングではトップ10に入っていなかったことから、人口が多くてもある程度の経済レベルが必要不可欠だと考えられます。
より実態を把握するためには単純な人数ではなく、人口比率の統計データを見ていくことが重要です。
次回の記事では、大学生の単純な数の比較ではなく、大卒人口比率の統計データをご紹介します。