世界には196ヶ国(海外領土や自治領などの地域も含めると249)あると言われていますが、その中で女性管理職比率が高い国のランキングをご紹介します。
ランキングを見る前にまずは世界で女性管理職比率が高い国トップ10を予想してみてください!
※今回の統計データの概要
・管理職の分類はISCO-08(国際標準職業分類2008年版)の「1 Managers」ベースで一般的な企業管理職のほか、公務員管理職、議員を含む。
・各国で管理職の範囲が異なるため、単純な比較は困難であることに留意する必要がある。
世界で女性管理職比率が高い国トップ10
ランキング | 国名 | 比率(%) |
1位 | トーゴ | 65.69 |
2位 | セントリシア | 58.49 |
3位 | コートジボワール | 57.59 |
4位 | ジャマイカ | 56.99 |
5位 | コロンビア | 56.19 |
6位 | セントビンセント・グレナディーン | 55.61 |
7位 | フィリピン | 55.61 |
8位 | ホンジュラス | 51.05 |
9位 | バハマ | 49.75 |
10位 | バルバドス | 49.10 |
出典1:ILO(International Labour Organization)
出典2:GLOBAL NOTE
(※2021年データ)
世界で女性管理職比率が高い国1位はトーゴです。
トーゴってそもそもどこの国?という方もいるかもしれませんので地図でご紹介します↓
トーゴはアフリカ大陸の西側に位置しており、ガーナやベナンの隣の国です。
日本人にとってトーゴってそもそもどこの国?どんな国?といった程度の知名度だと思いますが、2位以下の国と比べてもかなり女性管理職の比率が高くなっている点は注目ですね。
同じアフリカでルワンダの女性議員比率が高いのも有名ですよね!
上位の国はカリブ海に面した小国が中心
世界で女性管理職比率が高い国2位~10位の国をみてみると、カリブ海に面している小国(地域)が多くランクインしています。
2位のセントルシア、4位のジャマイカ、6位のセントビンセント・グレナディーン、8位のホンジュラス、9位のバハマ、10位のバルバドスが該当します。
また5位のコロンビアも南米の中ではカリブ海に近い国の一つです。
中米・カリブ海において近年は女性の社会進出が顕著になってきているようで、今回のようなランキングの結果になっています。
日本は何位?
日本は世界167位です。(数値は14.75 )
近年、日本においても女性の社会進出、共働き世帯の増加等、昔に比べると進展があるようなイメージですが、世界と比較すると日本の女性管理職割合は決して高くありません。
むしろ、世界基準で見るとかなり低い順位です。
実際に日本企業を見渡すと女性の役員は稀、課長や部長といった職種においてもほとんどが男性という職場なのではないでしょうか?
女性管理職比率が高い国ランキング(番外編)
経済規模が大きな国や人口が多い国、日本と関連性が強い国、移住人気国などの順位も併せてご紹介します。
20位:ロシア(44.70)
36位:アメリカ(39.77)
44位:ブラジル(37.88)
45位:オーストラリア(37.51)
50位:イギリス(36.57)
58位:タイ(35.19)
97位:中国(29.39)
132位:マレーシア(24.47 )
163位:韓国(15.23)
大陸別や経済規模によって順位が極端に偏っている印象はあまり感じられませんが、アジアや中東、アフリカ等が順位が低い傾向があるのかなと思います。
まとめ
世界で女性管理職比率が高い国1位はトーゴでした。
上位の国をみるとカリブ海周辺諸国が多いのが特徴です。
日本は世界167位とかなり順位が低く、今後は少子高齢化等の問題とともにこの課題も改善していく必要がありそうです。