世界には196ヶ国(海外領土や自治領などの地域も含めると249)あると言われていますが、その中で教員給与が高い国(小学校)のランキングをご紹介します。
ランキングを見る前にまずは世界で教員給与が高い国(小学校)トップ10を予想してみてください!
日本はここ20~30年間、給料が上がらずむしろ下がっていると言われていますが、教師の給与水準は世界と比べてどうなっているのでしょうか?
(参考記事)日本の最低賃金はこちら↓
※今回の統計データの概要
・各国の公立小学校の教員に対する法定給与体系ベースでの年間給与
・教員の対象は全日制学校での授業を行う資格取得者で勤続15年の教員
世界で教員給与が高い国(小学校)トップ10
ランキング | 国名 | 給与(USドル) |
1位 | ルクセンブルク | 104,845.61 |
2位 | ドイツ | 85,048.85 |
3位 | オランダ | 70,899.23 |
4位 | オーストラリア | 68,607.63 |
5位 | カナダ | 63,002.97 |
6位 | デンマーク | 62,300.58 |
7位 | 韓国 | 60,184.52 |
8位 | アイルランド | 59,156.69 |
9位 | ベルギー | 57,892.62 |
10位 | オーストリア | 57,637.64 |
出典1:OECD(Organisation for Economic Co-operation and Development )
出典2:GLOBAL NOTE
(※2021年データ)
世界で教員給与が高い国(小学校)1位はルクセンブルクです。
10万ドルを超えており、円安の現在のレートで考えると年収1500万円オーバーです。(1ドル150円前後)
教員で年収1500万円を超えるのは日本ではなかなか難しいと言えますが、あくまでこれは平均給与です。
ルクセンブルクでは、年収2000万円以上の教員も多数いると想像できます!
上位の国はヨーロッパ諸国が中心?
世界で教員給与が高い国(小学校)2位~10位の国をみてみると、すべて先進国と言われる国々ですが特にヨーロッパ諸国が多くランクインしていることがわかります。
10か国中7ヶ国がヨーロッパ諸国です。
日本は14位
日本は世界14位です。(数値は49,355.56ドル)
教員給与が高い国(小学校)11位~20位(おまけ)
参考までに日本と順位が近い11位~20位の国もご紹介します。
11位:イギリス
12位:アメリカ
13位:スペイン
14位:日本
15位:ノルウェー
16位:スロベニア
17位:スウェーデン
18位:フィンランド
19位:ポルトガル
20位:ニュージーランド
11位~20位までの国を見ると、トップ10と同様にヨーロッパが多くランクインしていることがわかります。
ちなみに11位のイギリスの数値が54,888.77ドル、20位のポーランドが44,412.93ドルです。
中学校と高校の教員の給与は?
今回は小学校の教員の平均給与ランキングのデータをご紹介しましたが、中学校と高校の教員ではどれくらい差があるのでしょうか?
⇒ほぼ一緒です。
世界のランキングの順位も、給与の金額も小学校の教員と比べてほぼ変動がありません。
1位はルクセンブルク、2位ドイツ、3位オランダ、4位オーストラリア・・・といった順位はすべて同じでトップ10の国もほぼ変わりがないです。
まとめ
世界で教員給与が高い国(小学校)1位はルクセンブルクでした。
上位の国は先進国とりわけヨーロッパ諸国で占めており、これは小学校の教員に限らず中学校や高校でも同様なことが言えます。
1ドル150円前後まで一気に円安が進んだため、海外の給料と日本の給料を比較するとものすごく大きな差があるように感じますが、その分海外では物価の上昇も激しく生活コストがかかる場合もあります。
海外への出稼ぎ者が増えているといったニュースも見ますが、日本の教師も世界では14番目の給与水準なのでまずまずと言ったところでしょうか・・・