世界には196ヶ国(海外領土や自治領などの地域も含めると249)あると言われていますが、その中で武器の輸入額が大きい国のランキングをご紹介します。
ランキングを見る前にまずは世界で武器の輸入額が大きい国トップ10を予想してみてください!
世界で武器輸入額が大きい国トップ10
ランキング | 国名 | 輸入額(百万US$) |
1位 | インド | 2,799 |
2位 | サウジアラビア | 2,466 |
3位 | オーストラリア | 1,658 |
4位 | 韓国 | 1,317 |
5位 | エジプト | 1,311 |
6位 | 中国 | 811 |
7位 | カタール | 783 |
8位 | イギリス | 764 |
9位 | パキスタン | 759 |
10位 | 日本 | 724 |
出典1:世銀(World Bank)
出典2:GLOBAL NOTE
(※2020年データ
世界で武器の輸入額が大きい国1位はインドです。
インドは人口が多いということもありますが、以前よりパキスタンとの問題を抱えています。
インドはヒンドゥー教徒が多く、パキスタンはイスラム教徒が多い国ですが、カシミール地方の住民がどちらの国に帰属するかという点で紛争が勃発しています。
ちなみに、インドは国家としての軍事費も世界的に見て高い水準になっています。
軍事費のランキングが気になる方は下記の記事をご覧ください↓
上位の国は中東諸国、アジアが中心
武器輸入額の2位~10位の国をみてみると、2位と7位に中東のサウジアラビアとカタール、3位と6位、10位にアジアの韓国、中国、日本がランクインしています。
日本が10位に入っているのは意外という方も多いかもしれません。
武器輸入量の推移
ここでは、2022年3月14日にニュースとして取り上げられた「武器輸入量」について取り上げます。
※上記のランキングは「武器輸入額」でしたが、ここでは「武器輸入量」です。
下記に2017年~2021年の各国の武器輸入量が多い国のランキングが1位~10位まで掲載されています。
上記でご紹介した武器輸入額の2020年データのランキングと比較してもそこまで大幅に変わらないことがわかりますが、このデータで特質すべきは2012年~2016年の5年間と2017年~2021年の5年間の増減です。
武器輸入量が減っている国もありますが、日本はカタールに次いで152%も増えています。
このデータは2021年までのものですが、2022年3月現在起こっているロシアのウクライナ侵攻を受けて各国はさらに武器輸入量が増えていくことが予想されます。
武器輸入額11位~20位(おまけ)
武器輸入額の11位~20位の国も参考までに記載しておきます。
11位:アメリカ
12位:オランダ
13位:アルジェリア
14位:イスラエル
15位:ノルウェー
16位:アラブ首長国連邦(UAE)
17位:フィリピン
18位:チリ
19位:インドネシア
20位:カザフスタン
まとめ
日本はよく平和ボケしていると言われていますが、2022年2月から始まったロシアのウクライナ侵攻によって一般市民の間でも戦争や軍事費、核保有などについて深く考えることが増えたはずです。
ウクライナは日本人にとってあまり馴染みがなく遠いヨーロッパの国というイメージを持っている方も多いかもしれませんが、この戦争の結果によっては日本がロシアや中国、北朝鮮などから攻められる可能性も0ではありません。
プーチン大統領の死によって核爆弾が日本にも大量に落ちてくると言っている人もいるくらいですので、日本においても早急な議論と対策が必要です。
武器輸入額や軍事費などの統計データを見ることで現状を把握することができますし、その上で防衛費をどうするかなど、一人一人が真剣に考えていきましょう。