世界には196ヶ国(海外領土や自治領などの地域も含めると249)あると言われていますが、その中で自然災害における死亡者数が多い国のランキングをご紹介します。
ランキングを見る前にまずは世界で自然災害における死亡者数が多い国トップ10を予想してみてください!
洪水・鉄砲水・高波などの水害、干ばつ・山火事などの長期的天候による災害などを含みます。
世界で自然災害における死亡者数が多い国トップ10
ランキング | 国名 | 死亡者数(人) |
1位 | インド | 2307 |
2位 | フランス | 1448 |
3位 | ベルギー | 716 |
4位 | モザンビーク | 704 |
5位 | ジンバブエ | 654 |
6位 | 中国 | 578 |
7位 | インドネシア | 444 |
8位 | オランダ | 400 |
9位 | バハマ | 370 |
10位 | パキスタン | 362 |
出典1:CRED(Centre for Research on the Epidemiology of Disasters)
出典2:GLOBAL NOTE
(※2020年データ)
世界で自然災害における死亡者数が多い国1位はインドです。
インドが1位なのは皆さんの予想通りでしょうか?それとも意外でしょうか?
インドが1位の理由としては、単純に自然災害が世界で最も多い国ということが挙げられますが、
さらに言えば人口が多いため一つの地震や津波、嵐などの災害が起きると一気に多くの方が死亡してしまうということが考えられます。
上位の国はヨーロッパ諸国などの先進国が中心
2位~10位の国をみてみると、ヨーロッパ諸国やアジア、アフリカなど様々な大陸の国がランクインしています。
2位のフランスは自然災害自体は少ない国として知られていますが、自然災害における死亡者数が多いというのは不思議です。
推測ですが、今回抽出したデータの時期にたまたまフランスで大きな自然災害が起きてそれによって死亡者も多くなっているのかもしれません。
もしくは、可能性は低いと思いますが、フランスは自然災害が少ないからこそ普段から自然災害が起きたときの対処がしっかりできてないのかもしれません。
日本のように普段から地震や台風が多ければ、実際に災害が起きたときに慣れているため個人も政府も対処しやすくなっていますよね!
フランス以外の3位~7位を見ても人口が多い国や少ない国、先進国や途上国など様々な顔ぶれがランクインしているため、自然災害における死亡者数が多い国の傾向はいくつかあると分析できます。
⇒【世界の人口ランキング】人口の多い国と少ない国トップ10!日本は何位?
日本は何位?
日本は世界11位です。(数値288人)
世界と比較しても自然災害が多いと言われている日本ですが、思っていたよりランキングは低いと感じる方もいるのではないでしょうか?
あくまで2019年の統計データの数値のため死亡者数は288人となっていますが、2011年の東日本大震災の時のデータを取り出せばダントツ1位になることもわかります。
日本とランキングが近い国々
日本が11位だったため、12位~20位の国を羅列してみます。
12位:バングラデシュ
13位:ケニア
14位:ウガンダ
15位:アフガニスタン
16位:フィリピン
17位:アメリカ
18位:ネパール
19位:ミャンマー
20位:コンゴ民主共和国
ここでもアジア諸国やアフリカ諸国、アメリカなど様々な大陸の国々がランクインしています。
まとめ
地震や台風、噴火など自然災害が起きやすい国や地域はある程度決まっていますが、それに伴う死亡者数となると年々変化していくのがわかります。
近年、従来までと違った異常気象による大型の台風も来ていますし、南海トラフ地震や首都直下型地震も数十年以内に70%くらいの確率で起きると警告している専門家もいます。
日本は元々災害が多い国ですが、今後経験したことのないような災害が起きる可能性がありますので、自分の住んでいる地域の被害予想や避難経路、また食料や水の備蓄など前もって確認・準備をして過ごしましょう。