世界には196ヶ国(海外領土や自治領などの地域も含めると249)あると言われていますが、その中で子供の貧困率が高い国のランキングをご紹介します。
ランキングを見る前にまずは世界で子供の貧困率が高い国トップ10を予想してみてください!
可処分所得が高いと自分で自由に使えるお金が多くなることを意味します。
世界で子供の貧困率が高い国トップ10
ランキング | 国名 | 貧困率(%) |
1位 | 南アフリカ共和国 | 35.00 |
2位 | ブラジル | 34.10 |
3位 | コスタリカ | 26.80 |
4位 | トルコ | 22.70 |
4位 | イスラエル | 22.20 |
6位 | チリ | 21.50 |
7位 | アメリカ | 21.00 |
7位 | ルーマニア | 21.00 |
9位 | ブルガリア | 20.90 |
9位 | スペイン | 20.90 |
出典1:OECD(Organisation for Economic Co-operation and Development )
出典2:GLOBAL NOTE
(※2019年データ)
世界で子供の貧困率が高い国1位は南アフリカ共和国です。
南アフリカといえば、アフリカの中では日本人にも比較的馴染みが深い方の国だと思います。
裕福な人がいる一方で貧しい人もいる格差社会が激しいイメージがあるのではないでしょうか?
実際に、貧困率ランキング(子供ではなく全体)でも南アフリカは1位でした。
貧困率や最低賃金に関するランキングは下記をご覧ください↓
上位の国は発展途上国が中心
子供の貧困率が高い国2位~10位の国をみてみると、先進国よりも発展途上国が多くランクインしています。
また、貧困率ランキング(子供ではなく全体)でトップ10に入っている国が、今回も6ヶ国ランクインしており、貧困が激しい国は大人も子供もどちらも貧困に陥っているとわかります。
ワールド・ビジョン・ジャパンというNPO法人はチャイルドスポンサーシップに取り組んでいる団体です。
※東京都の正式認可を受けて世界30ヶ国の貧しい子供たちに支援をしています。
日本は何位?
日本は世界19位です。(数値14.00 %)
14%ということは約7人に1人は貧困層に含まれることになります。
近年、「親ガチャ」というワードが若者世代の中でよく使われていますが、14%も相対的貧困の世帯があれば無理もないかもしれません。
相対的貧困に陥っている家庭で育った子供はどうしても裕福な家庭で育つ子供に嫉妬してしまうこともあるでしょうし、小さいころに受けられる教育水準に差ができてしまいます。
近年の新型コロナウィルスの影響やスタグフレーションの影響でさらに相対的貧困に陥っている世帯が増加している可能性もありますので、政府や企業には有効な対策を期待したいところです。
日本のランキングの前後5位の国
15位:リトアニア
16位:ギリシャ
17位:イギリス
17位:ニュージーランド
19位:日本
20位:オーストラリア
21位:ポルトガル
22位:オーストリア
23位:スロバキア
24位:韓国
アジアでは日本が1位、2位が韓国です。
相対的貧困は途上国よりも先進国に多い印象です。
まとめ
世界で子供の貧困率が高い国1位は南アフリカ共和国でした。
相対的貧困は途上国に限らず先進国にも降りかかっている大きな課題です。
貧困と一言でいっても絶対的貧困と相対的貧困でどのような差があってどういう状況なのかを正しく理解することが大切です。
日本で相対的貧困に苦しんでいる子供が14%もいるのは改善すべき点ではありますが、日本に生まれた時点で絶対的貧困に陥るケースは限りなく0に近いのでその点は恵まれていると言っても良いかもしれませんね!