世界には196ヶ国(海外領土や自治領などの地域も含めると249)あると言われていますが、その中で軍事費が高い国のランキングをご紹介します。
ランキングを見る前にまずは世界で軍事費が高い国トップ10を予想してみてください!
世界で軍事費が高い国トップ10
ランキング | 国名 | 軍事費(百万USドル) |
1位 | アメリカ | 778,232 |
2位 | 中国 | 252,304 |
3位 | インド | 72,887 |
4位 | ロシア | 61,713 |
5位 | イギリス | 59,238 |
6位 | サウジアラビア | 57,519 |
7位 | ドイツ | 52,765 |
8位 | フランス | 52,747 |
9位 | 日本 | 49,149 |
10位 | 韓国 | 45,735 |
出典1:世銀(World Bank)
出典2:GLOBAL NOTE
(※2020年データ)
世界で軍事費が高い国1位はアメリカです。
アメリカが1位なのはほとんどの人の予想通りなのではないでしょうか?
軍事費にたくさんお金をかけているからこそ世界の警察的な役割を長年果たしていますし、本気で戦争をしたらアメリカが一番強いようなイメージを持っている日本人の方が多いはずです。
数字を見ても、他のトップ10の国と比較してもダントツで1位なのがよく分かります。
2位は中国というのも納得ですよね?近年は米中対立が騒がしいですが、経済規模や軍事費など主権を争う項目ではこの2か国が群を抜いていることが多いです。
上位の国はヨーロッパ諸国などの先進国が中心
2位~10位の国をみてみると、ヨーロッパ諸国が多くランクインしています。
3位のインドと6位のサウジアラビアだけが意外と思う方もいるかもしれません。
インドは人口13億人ですし、対中の意識の高まりもあるようです。
また、サウジアラビアはイスラム圏の中の石油生産国であり、地理的にイランやイエメンなどに隣接し武装派勢力への対抗の意味合いもあり、軍事費が高くなっているようです。
他国から武器を多く買っておりその購入費に多くの資金が使われているというデータもあります。
⇒【世界の人口ランキング】人口の多い国と少ない国トップ10!日本は何位?
日本は何位?
日本は世界9位です。(数値49,149百万ドル)
世界と比較しても軍事費が少ないと言われている日本ですが、世界200ヶ国ほどある中で9位なので相対的にみるとかなり上位です。
具体的な費用は49,149百万ドルですので、ざっくり計算すると5兆円~6兆円となります。
金額だけ見ると多いか少ないかよくイメージがつきませんが、日本のGDPが約5,378,136百万ドル=550兆円~600兆円のためその1%程度になります。
また日本の国家予算はだいたい100兆円と言われているため、そこと比較するとよりイメージしやすいかもしれません。
他国では2%以上の場合もありますし、アメリカに至っては3%~4%もあります。
日本は地政学的にも中国や韓国、ロシアなどと衝突する可能性を常に孕んでいますし、アメリカ依存ではなくて自国で軍事強化をすべきだと主張する方々も多いです。
軍事費が最下位の国々
軍事費が高い国のイメージはできますが、少ない国はどういう国々でしょうか?
154位:ガンビア
155位:カーボヴェルデ
156位:ハイチ
157位:コスタリカ
157位:アイスランド
157位:パナマ
軍事費が少ない国を見ると、比較的小さい国や人口が少ない国々ですが、アイスランドのような先進国もあれば、コスタリカなどの途上国もあります。
地域もバラバラです。
コスタリカに至っては軍隊を持たない国として有名ですよね?
軍事費を使わない代わりにその分を教育費に回して国を豊にする方針を貫いて自立と平和を獲得しているようです。
日本のように戦争をしないと明言しているだけでなく、自衛隊のような存在すらなく、警察官も銃すら持っていないそうです。
まとめ
近年、軍事費や防衛の重要さが増してきていますが、国によって方針は様々です。
本来であれば、人と人が武力で争うようなことがなく平和に暮らしていけるのが理想ですが、こちらが手を出さずとも相手から仕掛けてきた場合に何も防衛手段がないのは不安でもあります。
戦争をするという意味ではなく、抑止力という観点からも日本においては今後軍事費の拡大が重要になっていくかもしれませんね。