世界には196ヶ国あると言われていますが、その中で造船竣工量が多い国のランキングをご紹介します。
ランキングを見る前にまずは世界で造船竣工量が多い国トップ10を予想してみてください!
以前は「造船」と言えば日本や韓国の2強というイメージを持っている方も多いのではないでしょうか?
学校の授業でもそういう風に習った!と思いだす方も多いかもしれません。
では、近年の造船竣工量はどうなっているのでしょうか?日本は果たして何位なのでしょうか?
世界で造船竣工量が多い国トップ10
ランキング | 国名 | 台数 |
1位 | 中国 | 2,383万 |
2位 | 韓国 | 2,242万 |
3位 | 日本 | 1,307万 |
4位 | フィリピン | 198万 |
5位 | ルーマニア | 61万 |
6位 | 台湾 | 60万 |
7位 | ドイツ | 47万 |
8位 | イタリア | 46万 |
9位 | ベトナム | 39万 |
10位 | アメリカ | 23万 |
出典1:一般社団法人日本船主協会 海運統計要覧2019(造船国別竣工量推移(2017年)
出典2:外務省「世界色々雑学ランキング」
(注)対象は100総トン以上の船舶
世界で造船竣工量が多い国1位は中国です。
2位が僅差で韓国、そして3位が日本です。
上位3か国が4位以下を大きく突き放しているのが竣工量を見るとわかると思います。
トップ10の国の中で、ルーマニアが5位というのは予想外かもしれません。
ルーマニアはヨーロッパで東欧に位置し、日本や韓国など上位の国のように大きな海に面していない国です。(※「黒海」には面しています)
世界と日本の造船市場の現状
国土交通省の資料には、世界と日本の造船市場の現状に関する詳細データが掲載されています。
造船竣工量のシェア推移や日本造船業の競争力などに関して細かく知ることが可能です。
その資料の中で一部をピックアップして下記に転載します。
世界の荷動き量と新造船建造量の推移
日本・中国・韓国の造船受注量
その他にも造船市場について面白いデータがあるため気になる方は直接ご覧ください。
まとめ
造船市場の竣工量には様々な要因が関係しています。
海上運賃や為替、就労者の高齢化、公的支援など様々な影響が存在します。
世界では造船の供給能力過剰問題が起きているとも言われており、日本も奮闘していますがロット受注があまりできていないなど、中国や韓国に一歩引けを取っている状況のようです。
やはり中国の近年の成長はすごいですね。造船竣工量ランキングだけでなく、他のランキングでも高確率でトップ10に入っています。
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