世界には196ヶ国(海外領土や自治領などの地域も含めると249)あると言われていますが、その中で世界で高齢者扶養率(15歳~64歳に対する65歳以上の人口)が高い国のランキングをご紹介します。
※15歳~64歳を生産年齢人口、65歳以上を高齢者人口と呼んだりします。
ランキングを見る前にまずは世界で高齢者扶養率が高い国トップ10を予想してみてください!
【世界の高齢化率ランキング】世界で高齢者人口比率が高い国トップ10!日本は何位?
世界で高齢者扶養率が高い国トップ10
ランキング | 国名 | % |
1位 | 日本 | 46.17 |
2位 | イタリア | 35.59 |
3位 | フィンランド | 34.96 |
4位 | ポルトガル | 33.99 |
5位 | ギリシャ | 33.69 |
6位 | ドイツ | 33.06 |
7位 | ブルガリア | 32.65 |
8位 | フランス | 32.31 |
9位 | スウェーデン | 32.24 |
10位 | 米領ヴァージン諸島 | 31.62 |
出典1:世銀(World Bank)
出典2:GLOBAL NOTE
(※2018年データ)
世界で高齢者扶養率が高い国1位は日本です。
高齢者人口比率ランキングに続き、このランキングでも1位になってしまいました。
しかも、2位~10位の国に比べてもダントツのトップです。
日本がどれだけ少子高齢化が進行して深刻化しているかがわかると思います。
前回の記事でもご紹介しましたが、このままいくと日本はこうなります↓
・人口が2029年には1億人、2053年には9000万人を切る
・2036年には3人に1人(33%)が65歳以上の高齢者になってしまう
上位の国はヨーロッパ諸国が中心
2位~10位までの国と地域のうち、10位の米領ヴァージン諸島以外はすべてヨーロッパ諸国がランクインしています。
また、高齢者人口比率のランキングと順位がほとんど変わらないことがわかります。
⇒高齢化問題を抱えている国は基本的に少子化問題を抱えていて、生産年齢人口が少ない傾向にあります。
まとめ
日本は国の借金が1100兆円以上と言われていますが、少子高齢化が加速していくことにより、さらに労働者の高齢者扶養率や負担額が大きくなっていきます。
要するに、今後どれだけ働いて稼いだとしても高齢者層を支えるための税金が増えるということです。
それがどういう種類の税金の負担になるかはわかりませんが、消費税においては日本は高齢化が深刻しているヨーロッパ諸国よりもまだ低い水準であるため、今後さらに税率が上がる可能性も高いでしょう。
【世界の消費税ランキング】世界で消費税が高い国トップ10!日本は何位?