2020年の【世界幸福度ランキング】が発表されました。
そもそも【世界幸福度ランキング】は毎年3月20日の国際幸福デーに、国連の関連機関が発表しているものです。
このランキングは世界各国の国民に「どれくら幸せに感じているか」とアンケートに答えてもらうことになっており、幸福度に関して主観的な意識を分析しています。
幸福度といっても様々な要素があるため、【世界幸福度ランキング】では6つの指標を元にランキングが算出されています。
2020年3月20日に発表された最新のランキングでは、北欧のフィンランドが3年連続1位に選ばれ、日本は前年度よりも順位を下げる結果となりました。
【世界幸福度ランキング】の6つの指標
①人口あたりのGDP
②平均寿命(健康寿命)
③社会における寛容度
④社会的支援の充実度
⑤人生の選択における自由度
⑥社会の腐敗度
これら6つの指標を元に幸福度を算出しています。
【世界幸福度ランキング2020】トップ10
1位 フィンランド(3年連続)
2位 デンマーク
3位 スイス
4位 アイスランド
5位 ノルウェー
6位 オランダ
7位 スエーデン
8位 ニュージーランド
9位 オーストリア
10位 ルクセンブルグ
トップ10を見る限り、先進国の中でも北欧の国が多いことがわかります。
フィンランドについては3年連続1位という結果になりました。
フィンランドの幸福度が高い秘密が知りたい方は下記記事を参考にしてください↓
【3年連続!世界幸福度ランキング1位】フィンランド人の生活や安らぎをオンラインで感じられるサービスとは?
【世界幸福度ランキング2020】ワースト10
1位 アフガニスタン
2位 南スーダン
3位 ジンバブエ
4位 ルワンダ
5位 中央アフリカ共和国
6位 タンザニア
7位 ボツワナ
8位 イエメン
9位 マラウイ
10位 インド
ワースト10を見ると、発展途上国のアフリカの国が多いことがわかります。
日本人のイメージとしては紛争や貧困が蔓延している国が多いのではないでしょうか?
【世界幸福度ランキング】日本の順位は何位?
トップ10にもワースト10にもランクインしていなかった日本。
日本人の中には日本はトップ10に入っていると思っていた方もいるかもしれません。
GDP3位の国で世界的に見れば経済的にも発展しており、治安も良いという認識が強いでしょう。
しかし実際の日本の順位は153ヶ国中62位です!
これを低いとみるのか高いとみるのかは人それぞれだと思いますが、日本の国民は海外の人がみているより「幸福度」を感じていないということがわかります。
実際に先進国の中でみるとこの順位は最低水準です。
ちなみに、過去5年間の日本の順位は下記の通りです。
2016年 53位
2017年 51位
2018年 54位
2019年 58位
2020年 63位
GDPの項目で高い水準を保っているにも関わらず、先進国の中でこれだけランキングが低い要因はどこにあるのでしょうか?
まとめ
【世界幸福度ランキング】は各国民の主観的な感情が元になって算出されているものなので、客観的なデータを元に数値化してランキング化されているわけではありません。
実際に、日本よりも経済的には発展していなくても日本より上位の国がたくさんあります。
日本国民としては幸福度が低いというのは複雑な気持ちですが、今後さらに幸福度の低下が起きてしまいそうな気もします。
新型コロナウィルスによる自粛や規制、経済状況の悪化による倒産や破産、自殺などさらに国民の感情がマイナスなものへと向かってしまうリスクもあります。
日本と言えば少し前までは「助け合いの精神」がモットーだったと思いますが、現代は表向きは協調していて、裏では誹謗中傷や批判が多くなってしまっているようにも感じます。
地域の繋がりも減少してきてしまっていますが、今、苦境な状況だからこそ国民が本当の意味で協力し合って前向きに歩んでいけるようになると良いですね!