世界には196ヶ国あると言われていますが、その中で1人あたりの途上国援助金額(ODA)が多い国のランキングをご紹介します。
※ODAは「政府開発援助」とも呼ばれています。
ランキングを見る前にまずは1人あたりの途上国援助金額(ODA)が多い国トップ10を予想してみてください!
【世界ODAランキング】世界で途上国援助(ODA)総額が多い国トップ10!日本は何位?
「1人あたり」というデータになると、人口が多い国はランキングが下がる傾向があるため、人口が比較的少なく経済が発展している国が上位に来ると予想できます。
日本は人口が多い国ですが、果たして世界何位なのでしょうか?
世界で1人あたりの途上国援助金額(ODA)が多い国トップ10
ランキング | 国名 | 1人あたりの途上国援助金額(米ドル) |
1位 | ノルウェー | 798 |
2位 | ルクセンブルク | 776 |
3位 | スウェーデン | 571 |
4位 | デンマーク | 445 |
5位 | スイス | 363 |
6位 | オランダ | 327 |
7位 | ドイツ | 300 |
8位 | イギリス | 292 |
9位 | アイスランド | 212 |
10位 | ベルギー | 202 |
出典1:2019年版 開発協力白書(第Ⅰ部3支出額から見た日本の政府開発援助の実績 図表Ⅰ-4 DAC諸国における政府開発援助実績の国民1人当たりの負担額(2018)
出典2:外務省「世界色々雑学ランキング
世界で1人あたりの途上国援助金額(ODA)が多い国1位はノルウェーです。
2位~10位までの国をみるとすべてヨーロッパ諸国がランクインしています。
特に上位は北欧諸国が占めており、1人あたりの援助額も大きいことがわかります。
ヨーロッパ諸国は人口がそれほど多くないにもかかわらず経済的にはとても発展していますし、国民の幸福満足度も高いです。
税金などは高くても社会福祉などが充実していて国民の満足度が高いですし、男女平等や環境保護など様々な点において世界をリードしていると思います。
日本は何位?
1人あたりの途上国援助金額(ODA)ランキングで、日本は18位です。
金額は112米ドルとなっており、1位のノルウェーと比較すると7分の1程度になっています。
ODAの総額自体は世界4位の日本ですが、やはり人口が多いこともあり、1人あたりのランキングになるとかなり順位が下がります。
まとめ
今回のODAランキングに限らず、「1人あたり」の統計ランキングになると、人口の大小で順位が大幅に変わることがあります。
ちなみにODAに関してはヨーロッパ諸国は総額でも1人あたりの金額どちらにおいても上位にきているため、途上国を本気で援助していることがわかります。
このようなランキングを見る時は、そのような点も考えながらみていくと色んな実態がわかってより面白いと思います。