【在住者が解説】ペルーの治安ってどうなの?ペルーの治安・防犯を解説!

みなさん、こんにちは。ペルー在住のRyotitaです。

今回は、海外移住するに当たって気になるところ、”治安”について解説していきます。

ペルーの治安は日本と比較した場合、”治安は良くない”と言わざるを得ません。

以下は2021年のペルーと日本の主な犯罪の発生認知件数です。

発生件数/ペルー(在ペルー日本国大使館・海外安全対策情報から) 日本(警察庁・令和3年の犯罪情勢から)
殺人 4,038件 875件
強盗 57,698件 1,138件
窃盗 116,765件 381,785件
強姦 20,465件 1,388件(強制性交等)

ペルーの人口が約3340万人、日本は約1億2,570万人と圧倒的に日本の方が人口は多いですが、殺人、強盗等はペルーの方が日本の比ではないくらい発生しています。

このようなデータもあり、ペルーに来たことのない日本人からすると、”南米”というだけで「危険な国」というイメージを持たれているかもしれません。

実際、私もチリ、ペルーに来る前は、「南米はかなり危険な国なんだろうな。」と思っていました。

しかし、”気をつけること”、”行ってはいけない/行かないほうがいい地域”を覚えていれば、みなさんが想像しているほどは「危険な国」ではないと言えると思います。

それでは、ペルーの治安について私自身が感じたことも含めて解説していきます。

ペルーでよく起こる犯罪

強盗

ニュースでは毎日のように見ます。ペルーでの強盗は主に銃器を使用しています。

・モトタクシー(バイクタクシー)やバイクに乗った強盗がターゲットに近づき、銃口を向け貴重品を奪い逃げ去るもの。

・ブックメーカー(スポーツくじ販売所)や個人経営の商店やレストランなどに銃器をもって押し入りお金を奪うもの。(大きい店や銀行などよりは、小さい店の方がターゲットになっているのをニュースでは見ます。)

・タクシーを装った車で、乗客に対し銃器で恐喝するもの。

・複数の犯人が乗車した車やバイクでターゲットの車を挟み撃ちし、車両を奪ったり、車の開いた窓から強盗、また、窓ガラスを割り強盗するもの等

窃盗(スリ、ひったくり、置き引き等)

主に観光地や空港、ホテル、バスターミナルやレストラン等、人が多い場所で起きます。

・1人がターゲットに話しかけ気をそらしてるうちに、仲間がスリを行うもの。

・ターゲットが荷物から目を離した隙きに盗むもの等

恐喝

主に会社経営者、個人商店やレストランの経営者に対してWhatsApp(LINEのようなアプリ)を通してターゲットの家族の命を脅かす内容や、家や店へのを放火するなどの脅迫文を送り金銭を要求するものです。

要求を拒否すると、ターゲットを殺害したり、実際に放火したりすることもあります。

誘拐

・被害者を誘拐し、被害者家族に対して身代金を要求するもの。

・タクシーを装った車の運転手が乗客を連れ回し、複数のATMで現金を引き出させるもの等

・つい数ヶ月前のニュースですが、赤ちゃんを抱えて歩いていたお母さんから、男が赤ちゃんを奪い去ろうとした事件が発生しました。

男は無事に逮捕されましたが、このような事件があることも頭に入れ、常に周囲に注意を払っておきましょう。

被害に遭わないための対策

日常的な対策

・出かける際は、必要以上の現金やカードなどを持ち歩かない。

・ハイブランドのカバン等を持っていると目をつけられやすくなるので、必要でない限り使用を避ける。

人が多いところや歩きながらの携帯電話の使用を避ける。(iPhone等のハイスペックモデルは特に注意。)

・バスの中では荷物を前にして持つ。携帯電話もむやみに出さない。(バスが停まる瞬間に乗客の携帯を奪い去って行った泥棒を目撃したことがあります。)

・どんな時でも自分の荷物から目を離さない。

事件が多く発生している地域、危ないとされている地域には絶対に行かない。(ニュースで見ていると、強盗や殺人の犯罪の多くはこういった地域で起きていることがわかります。)

・当たり前ですが、比較的安全とされている地区でも気を緩めないことも大事です。

車に乗る際の対策

・犯罪が多い地域では窓を開けない。

・停車中、窓を開けながら携帯電話を使用しない。

・荷物は足元に置く。

車から離れる際は貴重品を置いていかない。

タクシーを利用する際の対策

まず、注意しておきたいのは、ペルーのタクシーは日本のタクシーのように安心安全ではありません。

流しのタクシーでは、料金は事前交渉のため、スペイン語が話せないとぼったくられる可能性があります。

また、偽タクシーがあったりもすることから、安全面でもあまりおすすめ出来ません。

しかし、ペルーではUber, DiDi, Cabify, BEAT等の配車アプリがあります。

このようなアプリでタクシーを呼んだからといって、100%被害に遭わないとは断言出来ません。

しかし、タクシーを呼ぶ際に、料金、運転手の情報、タクシーの車種等が表示されるので、流しのタクシーよりは安全です。

ただ、乗車前にアプリに表示された情報と運転手や車種等が一致するかの確認は必須です。

まとめ

いかがでしょうか?

数字だけ見ると、やはり「危険な国」に見えるかもしれません。

しかし、住んでいて感じるのは、思っていたより”危険ではない”ということ。

窃盗などの軽犯罪は対策をとっていれば回避出来たり、被害にあっても被害を最小限に抑えることが出来ます。

外出する際はしっかりと対策をし、ペルーでの生活を楽しんでもらいたいと思います。

それでは、、Chao! ¡Nos Vemos!

 

 

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