新型コロナウィルスによる緊急事態宣言を受けて、「はとバス」のツアーがすべて休止となりました。
それにより、約130台の観光バスが車庫にすべて待機する状態となっています。
「はとバス」のツアー休止は初めて?
東日本大震災のときにツアーが休止になったことがあるため、今回の休止で2回目になります。
「はとバス」は東京都内を中心に様々な観光名所を巡る観光ツアーですが、約100種類ある定期観光ツアーやいちご狩りなど4月8日からすべて中止となっています。
緊急事態宣言で観光産業は大打撃!
外出自粛が求められる中、海外旅行だけでなく国内旅行に行くことも難しい状況のため、当然ですがホテルや旅館などの宿泊施設、航空会社、バス会社、ツアー会社などに大きな影響を与えています。
東京都の休業要請の中に、ホテルや旅館は入っていいないため緊急事態宣言が出された中でも営業を続けて良いという判断になりますが、外出自粛を要請している状況で旅行に行く人がどれだけいるかという問題です・・・
出典:東京新聞(4月10日)
これまで自粛していなかった施設も次々に臨時休業に?
観光産業に入るかはわかりませんが、日帰り温泉施設に関しても緊急事態宣言を受けて自粛するところも出てきました。
公衆浴場に関しては「感染防止対策の協力を要請し業務継続」の一覧に含まれていますが、経営者の判断によって臨時休業をしている施設もあります。
基本的には銭湯や温泉などは入浴中の感染のリスクは低いとされていたのでこれまでも消毒や換気などを徹底して営業をしている施設が多かったです。
まとめ
ニュースなどで事業者へのインタビューでよく聞く意見があります。
「いっそのことなら休業要請を明確にしてその分補償をしてほしい・・・」
今の状況の事業者の心理はこれに尽きると思います。
休業要請に入っても入らなくても、結局外出自粛を徹底的に呼びかけている時点で店舗や施設の売上はどん底です。
ホテルや旅館においても、「休業要請しないからこのまま営業してどうにか売上出して生き延びてね~」という印象を受けます。
企業や個人事業主に対する無利子・無担保の融資や、中小企業には最大200万円、個人事業主には最大100万円の現金給付などの発表もあり多少安堵感はありますが、それでも乗り切れない事業者も多いのも確かです。
「はとバス」のツアーがすべてキャンセルしなければならない程、新型コロナウィルスの脅威は迫っているため政府にはよりスピード感をもって対策を講じてほしいですね!
政府関係者の人や医療関係者の人たちも休みがない状況で必死に働いていると思うので感謝の気持ちを持ちながら良い政策が実行されることを期待します。