新型コロナウィルスの影響でアメリカのトランプ大統領は移民の受け入れを当面禁止することを発表しました。
感染拡大を防止するほか、失業者が増大している中、自国の雇用者の雇用を守るための措置としています。
対象者は「グリーンカード」永住権を目指す移民
今回のアメリカの移民受け入れ停止措置の対象は「グリーンカード」と呼ばれる永住権取得を目指す移民です。
グリーンカードは抽選方式で1年に1回の応募者の中から当選者が決まり、条件を満たすとアメリカの永住権を獲得できる仕組みです。
日本人の中でもグリーンカード取得による永住権獲得は非常に人気の方法で、結婚ビザや就労ビザ、投資ビザで永住権が取得できない人には有難いシステムです。
今回の移民受け入れ措置の停止期間は60日間とされていますが、今後の新型コロナウィルスの影響や経済状況を考慮して日程を延長するかどうか決定するとのことです。
対象外の人はどんな人?
今回の措置の対象外としては、医療従事者や農業労働者が該当します。
医療崩壊が現実的になっているアメリカにおいて医療従事者は必要不可欠な人材です。
また、農業を営む労働者においても同様に安価で大量の労働力を確保したい狙いがあります。
まとめ
アメリカの政策は日本においても非常に大きな影響を与えます。
今回のテーマは移民の受け入れという側面だけの影響に留まっていますが、アメリカが何か新たな発表をすると日本の政治や株価、為替など社会全体に影響を及ぼすので注視していく必要があります。
当サイトをご覧になっている方は海外旅行や海外移住に興味がある方が多いと思いますので、新型コロナウィルスの影響で今後世界がどういう人の動きになるかは非常に気になるところでもあると思います。
以前のように、旅行や移住、ビザの取得など条件がまったく変わってしまう世界(afterコロナ)になってしまう可能性もありますので、日々最新情報をチェックして将来に備えておきましょう。