エコノミー症候群は飛行機に乗った時だけじゃない!在宅勤務している人は注意!

エコノミー症候群(静脈血栓症・肺塞栓症)は、エコノミークラス症候群(旅行者血栓症)とも呼ばれていて、一般的なイメージとしては旅行などで飛行機に乗る際に起こる可能性のある症状の一つです。

海外旅行など飛行機に長時間乗り、長時間同じ姿勢で座っていることで発症する可能性が高いと聞いたことがある人も多いのではないでしょうか?

逆に、飛行機に乗るとき以外に聞く場面はほとんどない人が多いはずです。

しかし、実際には、飛行機に長時間乗っていなくても、エコノミー症候群になるリスクがあります。

飛行機以外でもエコノミー症候群が発症する?

在宅勤務

現在、新型コロナウィルスによる外出自粛や在宅勤務の増加で、自宅やホテルでパソコンなどの作業をしている人が多くなっています。

長時間同じ姿勢で座りつづけていると血栓ができやすい状況に陥り、エコノミー症候群が発症するリスクが高まります。

災害時の避難所生活

日本は災害大国とも言われ、毎年地震や台風などの影響で避難している人々がいます。

2020年5月においても「首都直下型地震」や「南海トラフ」が起きるかも?と話題になっており、専門家の間でも30年以内に70%~80%の確率でこれらの地震が起きると言われています。

※地震や火災、津波などがいつ起きてもおかしくない状況のため防災グッズを用意できていない方は今のうちに用意しておいた方が良いです。

防災セット 地震対策30点避難セット 避難生活で必要な防災グッズをセットした非常持出袋

避難所生活においては血栓ができやすい状況にあると言われていますが、その理由は「特殊な環境での暮らしによるストレス」や「水分や食事が十分に摂取できないこと」、「運動不足に陥りやすいこと」などです。

こんな人はエコノミー症候群に注意!

飛行機での長時間移動や在宅勤務での長時間労働が、災害時の避難所生活などでエコノミー症候群が発症する可能性が高いですが、同じ環境でもエコノミー症候群にかかりやすい人とそうでない人がいます。

下記に該当する方は注意がより必要です。(一例です)

・肥満

・高齢

・心不全

・呼吸不全

・悪性疾患

・重症感染者(新型コロナ感染者も)

エコノミー症候群を防ぐための予防法

エコノミー症候群に陥りやすい状況にあったとしても、少しの工夫で予防対策することが可能です。

下記に予防法をいくつかご紹介します。

足のマッサージをする

飛行機に長時間乗ったことがある人は意識したことがあるかもしれませんが、足のマッサージをすることで血栓を予防することが可能です。

長時間同じ姿勢だと血流が悪くなるため、それを解消する効果があります。

軽い運動をする

飛行機などの密閉空間では運動はできませんが、その場合でも軽い体操やストレッチをすることで効果があります。

また、ずっと座るのではなく定期的に立つだけでも多少は改善されます。

さらに、座っているときも足や足首を上下に動かしたり、曲げ伸ばしすることで効果があるので意識しておきましょう。

適度な水分補給をする

水分を適度に取ることで脱水症状を防げます。

水分といってもビールやお茶などの利尿作用がある飲料水を飲んでしまうと脱水が促進されてしまいますので注意が必要です。

また、水よりもイオン飲料の方がより効果的であるという検証結果も出ていますので、可能な方はイオン飲料を用意しましょう。

まとめ

新型コロナウィルスによる外出自粛が続いている中、飛行機に乗る人は減っていますが、在宅勤務などで長時間同じ姿勢で過ごす人が増えています。

エコノミー症候群になるリスクがあるということを念頭に置いてちょっとした対策をすればリスク回避ができるため、ぜひこの機会に覚えておきましょう。

 

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