新型コロナウィルスの影響でホテル業界は大打撃を受けていますが、その中で各ホテル事業は現在どのような状況になっているか気になっている方も多いと思います。
ホテルや旅館などにおいてすでに経営破綻して倒産した例もありますし、売上や予約が前年比で90%以上減少してしまっている宿泊施設もあります。
政府の対策で「無利子・無担保融資」や「持続化補助金」などが打ち出されていますが、それが利用できたとしても経営が厳しいことには変わりありません。
今回はそんな中、ホテル業界では有名な「星野リゾート」と「楽天」に焦点を当ててみたいと思います。
「星野リゾート」は3密回避を徹底し運営を継続
星野リゾートは2020年4月22日、新型コロナウィルスによる「3密」回避を徹底するために感染予防や衛生管理を行い、来客者が安心して旅行ができるように提供すると発表しました。
星野リゾートは「ウイルス拡散の不安と戦い、ストレスを抱えているお客様のためにも、心を解放して過ごせる滞在を用意するのが今後の観光産業にできること」としています。
・チェックイン時に検温を実施
・チェックイン時に海外渡航歴を確認
・チェックイン時に37.5度以上の発熱がある場合に宿泊を拒否(保健所の指示に従う)
・アルカリ電解水による清掃と拭き上げ
・食器類などの高温洗浄
・施設内で混雑が確認された場合、入場制限を行う
・プールの混雑状況をネット上で確認できるシステムを構築
・ビュッフェ形式からセットメニューやテイクアウト形式へ変更
・従業員のマスク着用や健康管理の徹底
楽天が「Rakuten STAY HOUSE 木更津」をオープン
楽天ブランドである「Rakuten STAY」ブランドの宿泊施設が、千葉県木更津にオープンしました。
部屋は2LDKで広さは50平米。
無垢の木を利用したモチーフになっています。
リビングやキッチンの他に和洋室が設置されており、ホテルというよりレジデンスというイメージです。
冷蔵庫や電子レンジ、ドラム式洗濯機、プロジェクターシーリングライトなどもついており、スタイリッシュに楽しめるホテルになっています。
三井アウトレットパークも徒歩5分圏内にあり、2週間以上のプランや1か月以上のプランもあるため、新型コロナウィルスによるテレワークしなければならない人にも使いやすい仕組みになっています。
まとめ
新型コロナウィルスの影響で緊急事態宣言が出ている中、ホテルや旅館は休業の対象外となっていますが、利用者の立場からするとなかなかこのタイミングで宿泊しに行きづらい状況です。
人の移動や接触によって感染リスクが高まるため、自分だけでなく他社への感染などを考慮して自宅待機している方が多いと思います。
仕事の都合などで、宿泊する必要がどうしてもある場合などは星野リゾートのように衛生管理を徹底している施設をしっかりリサーチした上で出向くようにするべきでしょう!
ホテル業界も経営が厳しい中、頑張っているので早く新型コロナウィルスが終息に向かうよに、各自できることをしっかりやっていきたいですね!