出典:渋滞する国道134号(17日午後2時53分、神奈川県藤沢市で)=小野寺経太撮影
2020年5月17日(日)は全国的な緊急事態宣言が解除されて初の週末でした。
39の都道府県の緊急事態宣言が解除されたことにより、まだ解除されていない東京や神奈川など8都道府県に「気の緩み」が出るのでは?と懸念されていました。
5月16日(土)は全国的に雨だったため、人の外出移動は以前の数値と変わらず低い水準でしたが、5月17日(日)は主要都市や繁華街、海などの一部は人が4倍~5倍程度増えたところもあるようです。
その中の一つとしてヤフーニュースなどでも「湘南の渋滞」が注目されており、SNS上においても様々な賛否両論が見受けられます。
※5月25日に緊急事態宣言が解除される方針となったことで、解除直前にも関わらず待ちきれずに湘南に人が殺到しているというニュースも流れています!
緊急事態宣言が解除されていない中、外出すること(今回は湘南に行くこと)に肯定的な意見と否定的な意見を一部まとめたいと思います。
緊急事態宣言解除前に外出することに対しての賛否両論
外出すること自体に対しての意見、「湘南の渋滞」に対する意見、メディアに対する意見、政府に対する意見など、様々な角度の意見がありますが、「批判的な意見」と「擁護する意見」の2つに分類してまとめたいと思います。
(※コメントは引用せず要約してまとめています)
批判的な意見
【外出者に対して】
・こういう行動が緊急事態宣言解除を遅らせることをわかってないのか?
・こういう人がいると第2波は確実に来るだろう
・神奈川県は緊急事態宣言が解除されていないことをわかっていないのか?
・せめて平日に湘南に行け。駐車場も開いていない上に渋滞してまで行くなんて愚か
・こういう行動がどれだけ人に迷惑をかけていて最終的に自分に返ってくるのかわかっていない
・緊急事態宣言が39都道府県で解除されたのをみてこんなに浮かれて気が緩む人がいるのにびっくりする
・コロナ疲れやコロナ鬱を理由にして自由を優先している人が多く、他人のことを考えていない人が多い
・過去の教訓が全く生かせていない
・今までの努力が台無し
・車での移動や距離を取った行動だとしても、事故や怪我したときに助けてくれる人や病床の数のことまで考えるべき
【政府に対して】
・政府が緊急事態宣言の解除を匂わせたのが悪い
・そもそも緊急事態宣言の解除や目的が曖昧過ぎて国民が混乱している
【メディアに対して】
・湘南の渋滞は日常茶飯事なのに敢えてこういう写真の撮り方や見せ方をして煽るのは良くない
・湘南の道はそもそも道の構造が悪い
・海で感染する根拠はないにも関わらず「気の緩み」という報道で煽るのは良くない
擁護する意見(外出者の意見も含む)
【外出者に対して】
・コロナ疲れがピークに来ているから仕方ない
・ストレス解消しないと精神的に持たない
・外出自粛している人が多いから混雑しない
・外出自粛はそもそも強制ではない
・車に乗っていて接触せずに海でも距離を取っているので問題ない
・地元民の車の移動や買い物もあるから多少は仕方がない
・元々渋滞しやすい上に従来に比べれば外出者はかなり減っている
・外出を批判している人は本当に自分自身は完璧な外出自粛を守っているのか?
まとめ
新型コロナウィルスの緊急事態宣言が発出されてから、多くの人が強制ではなくとも外出自粛を守ってきました。
都市部の駅などにおいても8割減や9割減を達成していたこともあります。
そんな中、「自粛警察」というような言葉が出てきて、歪んだ正義感による行き過ぎた行動も見られるようになってきました。
今回の「湘南の渋滞」に関しても、毎回のように取り上げられるほど注目されている話題ですが、やはり外出自粛を守っている人と守っていない人の間で大きな意見の対立があります。
パチンコ問題に関しても同様のことが言えるでしょう。
新型コロナウィルスの場合は強い感染力があるため、自分自身だけの問題ではなく他人に迷惑をかける可能性があるということを改めて念頭に置いて冷静な判断をしていくタイミングかもしれませんね。
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