ANAは新型コロナウィルスの影響に伴い、2020年の夏季ダイヤ期間の国際線を大幅に減少させることを決定しました。
運休・減便になる路線は?
3月29日~5月15日
7路線46便が運休・減便として新たに追加され、合計72路線7466便が運休・減便となる見通しです。
→全体の89.6%に該当
5月16日~5月31日
67路線2415便が運休・減便として新たに追加され、合計71路線2535便が運休・減便となる見通しです。
→全体の91.7%に該当
新規就航予定の路線も延期に!
2020年6月6日から新規就航予定だった羽田⇔ストックホルム線に関しても延期が決定しており、再開の目途は立っていません。
ANAは貨物輸送に特化する方針か?
ANAは新型コロナウィルスによる運休・減便せざるを得ない状況の中、需要が高まっている貨物輸送に力を入れる方針です。
旅客機として使用していた航空機の座席に貨物を搭載する取り組みをすでに開始しており、海外から医療関係の備品(マスクや防護服)などを運搬する予定です。
また、貨物専用機による臨時便やチャーター便も拡大する方針となっており、3月には86便、4月には297便の運航を計画しています。
まとめ
新型コロナウィルスで直接的な大打撃を受けている航空会社ですが、ANAやJALのような国を代表する企業においても経営破綻のリスクを免れないほどの深刻さです。
抱えている設備や従業員も多いため、このまま新型コロナウィルスが収束していかなければ毎月赤字が続いてしまうため、今回のような貨物輸送への取り組みなどが必要となってきます。
とはいえ、それだけでは状況が好転するのは難しいため、新型コロナウィルスが落ち着き経済活動が再開するまでは政府の支援なども上手く使い耐え忍ぶしかない状況でしょう。