【海外の花粉症】スペインのアレルギーと足問題

皆さんこんにちは、NSKIです。

日に日に暖かくなり、春はもうすぐそこまで来ていますね。

この時期花粉症に悩んでいる方も多いと思いますが、実はスペインにもあるんですよ、花粉症が!

今回はスペイン人のアレルギーと足に関する問題に触れてみたいと思います。

アレルギー要素満載の国

「ええ~、スペインにも花粉は飛んでるんだ?」と思った方は多いはず。

残念ながら、花粉症はどうやら万国共通ですね。

街路樹になっているプラタナス

住んでいる地域によっても違うと思いますが、私はスギ花粉とプラタナス花粉に悩まされています。

スギは2月上旬ぐらいから、プラタナスは2月下旬~3月初めの気温が高くなって来るぐらいから本格的に飛び始めます。

スギと言ってもスペインにあるのは「イトスギ」という種類で、細長く天に向かって伸びています。

永遠のシンボルなので、お墓にたくさんありますね。

まあ普段の生活でお墓に行く用事はないから、特に大きな害はないのですが(笑)。

問題はプラタナスの方で、和名を「スズカケノキ」と言います。

これは街路樹になっているのでもう大変!!!

落葉樹なので秋に葉を落とし春先に新芽が出るのですが、これが強い風に煽られて街中を飛散することがしばしばあり、黄色い粉がはっきり見える量で降りかかってきます。

飛散量の多い日だと、外に干しておいた洗濯物が黄色くなっていることもしばしば。

4月に入れば、緑の葉をいっぱい茂らせたプラタナスが大通りの向こうまで続いている様子は思わずカメラを向けたくなるほどきれいなのですが、そこに辿り着くまでの道のりがとんでもなくキツイです。

オリーブ大国ならではの花粉

スペインはヨーロッパでもイタリアと並ぶ「オリーブの国」です。

雨の少ない南部アンダルシア地方は農耕にあまり適していません。

乾いた大地に容赦なく照りつける太陽に耐えられるのは、オリーブの木ぐらいです。

ところがこのオリーブは、花の咲く5月に大量の花粉を飛ばして毎年農園主を困らせています。

スペインに存在する花粉症の中でも、オリーブの花粉に悩まされている人が一番多いそうですよ。

対策法

アレルギー専門医を受診すれば、患者に合ったワクチンを調合して打ち続けることである程度花粉症を抑えることはできます

鼻スプレーも一般的で、鼻炎の人も含め鞄にスプレーを忍ばせている人はかなり多いです。

それでも晴れて風の強い日は極力家にいるのが一番の対策でしょうね。

スペインならではの足専門医

スペインには「podología(ポドロヒア)」と呼ばれる足に関する病気を扱う専門医が存在します。

例えば外反母趾や足の裏にできるタコなどを診てくれるお医者さんです。

日本だと整形外科を受診するのでしょうが、スペインの足専門医はあくまでも足首から下の部分しか診てくれません。

スペインでは人口の半数近くが靴の中敷き、いわゆる「インソール」を使用しています。

ただこれは靴のサイズ調整が目的ではなく、足にかかる負担を軽減する目的で使用するため、個々の足に合わせて特注されたものです。

これを作ってくれるのが「podólogo(ポドロゴ)」と呼ばれる足専門医です。

保険適用外なので1つ(1足?)150ユーロ(約21,600円)前後と高額ですが、これがあるのとないのでは天と地ほどの差が出てきます。

靴文化の国なので、足の専門医という職業が存在するのでしょうね。

スペインを代表する画家のひとり、ジョアン・ミロも幼い時にこの足専門医の絵を描いています。

ミロは何故か「足」に執着があったようで、足をテーマにした作品を何点も残しています。

まとめ

スペインでは国民保険のように誰でも持つことのできる保険があって病院の受診料は100%国の負担ですが、この保険だと上記のアレルギー専門医と足専門医はなかなか予約が取れません(それだけ多くの人が訪れるのでしょうね)。

そのため月々の保険料は自己負担ですが、思い立った時にすぐ受診可能なプライベートの保険に入る人も多いですよ。

スペインへの長期移住を考えている方には、現地でのプライベート保険への加入をお勧めします

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