【海外移住】ペルーで国際結婚!手続きや必要な書類の解説。

みなさん、はじめまて。ペルー在住のRyotitaです。

私はペルー移住前、隣国チリに6年ほど住んでいました。

しかし、今の妻と知り合い、そして結婚することになりペルーに移住しました。

ペルーに移住して1年ほどしか経っていませんが、読者のみなさんにペルーの文化、生活情報などを配信したいと思っています。

もし、ペルーに興味があり留学したい、また、これから何らかの形でペルーに移住する方にとって参考になればと思います。

今回は、”ペルーでの結婚の手続き”に関して、私が経験したことを元に解説していこうと思います。

南米ペルーでの結婚式ってどんな感じ?

妻と私は、”Matrimonio civil”という結婚式を挙げました。

ペルーには”Matrimonio religioso”という宗教結婚でカトリック教会で挙げる式と、”Matrimonio civil”という民法上の結婚式がありますが、”Matrimonio civil”を挙げないことには正式に結婚したことにはなりません。

”Matrimonio civil”では、会場は結婚するカップルが住んでいる区(結婚届を出す区)の役所、又は自宅などカップルが式を挙げたい場所を選べます。

そこへ役所の人が来て、式が始まります。

式の内容に関しては、新郎新婦が並んで座っている対面に役所の人が立ち、少しばかり話をしてから、新郎新婦が署名をするという簡単なものです。

ここからは結婚するのに必要な書類について書いていきます。

ペルーで結婚するのに必要な書類

ペルー人が用意する書類

・Partida de nacimiento (出生証明書):この書類はRENIEC(全国身分登録事務所)で発行してもらえます。

・Constancia de soltería(独身証明証):この書類もRENIEC(全国身分登録事務所)で発行してもらえます。

・Copia de DNI(IDカードのコピー)

・Certificado Medíco prenupcial(健康証明証):これは各自で病院へ行き、採血をしてエイズなどの病気にかかっていないか等の検査をします。病院によると思いますが、私たちは数日後に発行しくれました。

・Declaración jurada de domicilio(居住地宣誓供述書):住所が記載された公共料金の支払いの領収書でも可。

・Copia simple y legibles de los DNI de dos testigos mayores de edad. :(成人かつ証人になってくれる2人のIDカードのコピー)

日本人が用意する書類

・Copia certificada del acta de nacimiento(出生証明証):リマにある日本国大使館で申請すれば1週間ほどで発行してもらえます。

・Constancia de soltería(独身証明証):同じくリマにある日本国大使館で発行してもらえます。

・Certificado médico(健康証明証):ペルー人と同じく病院で検査して、発行してもらいます。

・Copia fedateada de pasaporte (presentar original y copia)(パスポートのコピー)

・Declaración jurada de domicilio(居住地宣誓供述書)

必要な書類を集めた後に必要なこと

必要書類をすべて集め終わったら、自分たちが結婚する区の役所に持って行きます。

そこで少し書類の記入をし、必要な支払いや結婚式の日取りを済ませると、現地の新聞に結婚告示が掲載され、1週間ほどの間に異議申し立てなどなければ結婚できることになります。

私たちの場合は、健康証明証以外を集め終わってから、一度すべて役所に持って行きましたが、健康証明に関してはあとからでも構わないということだったので、持って行った書類を預けてから病院へ検査に行きました。

また、新聞社のオフィスへ行って、結婚告示掲載の依頼をするように言われたので新聞社オフィスへ行き、そのことを告げると、掲載料の支払いをし、何日後に掲載されるかを教えてくれました。

指定された日に新聞を取りに行くと、掲載されたばかりにもかかわらず、役所へ持って行って大丈夫だということで健康証明と一緒に持っていき書類集めは終了しました。

あとは式の日を待つという感じでした。

このような感じで、名前、住所、年齢、身分証の番号などの個人情報が新聞に掲載されます。

ペルーで結婚するための4つの注意点(書類集め)

①日本人が日本国大使館で出生証明証と独身証明証を申請する際、発行から3ヶ月以内戸籍謄本が必要になります。

日本に住んでいて、ペルーで式を挙げるという方は、3枚ほど戸籍謄本を日本から持って行ってください。

そのうち1枚はアポスティーユ付きでないといけないので、東京か大阪にある外務省のオフィスへ行き申請するか、郵送で申請してください。

 

②結婚後、ペルーで生活するため家族ビザを申請しようと考えている方は、警察の無犯罪証明書も持っていってください。

結婚するのに必要な書類ではないですが、ビザの申請に必要です。以前は必要のなかった書類らしいのですが、去年の夏頃から必要になったようです。

また、大使館の職員の方に言われたのですが、これを大使館で申請すると、3ヶ月ほどかかるかもしれないそうです。

日本人はビザなしで183日までペルーへ滞在できるという情報をよく見ますが、2021年の11月にペルー入国した際は、90日がビザなしで滞在できる最大日数だといわれわました。もし、無犯罪証明を持ってこず大使館で発行するとなると、最大滞在可能日数をオーバーしてしまう可能性もありますので、忘れずに日本から持って来ましょう。

※現在の最大滞在可能日数は確かではないので各自で在日ペルー大使館に問い合わせるなどして調べてください。

ちなみにオーバーステイをすると1日当たりS/4.2(約150円)ほどの罰金を払わなくてはいけません。

 

③大使館で発行してもらった書類は、ペルーの外務省のオフィスへ持って行き証明をもらいましょう。

リマのオフィスでは数日かかります。

↑書類の裏にこのようなシールが貼られます。

 

④日本人のパスポートのコピーは、Notaría(公証役場)へ持って行き、こちらにも証明をもらいましょう。

こちらは当日か翌日に発行してもらえると思います。

まとめ

今回、解説させていただいた結婚式(“Matrimonio civil”)に必要な書類と手続きについてですが、各地域によって手続きに違いがあるかもしれないです。

わからいことがあれば、各役所又はペルー移民局にメールなどで問い合わせてみるのがいいと思います。

手続きでは、あちこち行ったり来たりで大変だと思います。また、日本と違い手続きが遅かったり、思うように行かないこともあると思いますが、そこは我慢するしかありません。

時間がかかることはよくあるので、余裕をもって手続きをしましょう。

結婚式が終われば、もっと大変な家族ビザの申請がありますが、それは次回、紹介したいと思います。

Chao! Nos vemos!

 

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