世界の物価を比較するのに便利なのがマクドナルドの価格です。
イギリスの経済専門誌である「エコノミスト」が年に2回【ビッグマック指数】という指標を発表しており、今回は2023年1月26日に公開された最新の数値を元に世界のビッグマック価格のランキングをご紹介します。
日本は物価がどんどん安くなっているという話をよく耳にするようになってきていますが、果たして世界何位なのでしょうか?
※今回の統計データの概要・補足
・1ドル136円計算
・価格は税込み(消費税の高い国ほど価格が高くなっている)
・持ち帰り(テイクアウト)と店内(イートイン)は海外では同一価格のことが多い
世界のビッグマック価格ランキングTOP10
ランキング | 国名 | ビッグマック価格 |
1位 | スイス | 944円 |
2位 | ウルグアイ | 891円 |
3位 | ノルウェー | 857円 |
4位 | スウェーデン | 731円 |
5位 | デンマーク | 704円 |
6位 | アメリカ | 697円 |
7位 | アルジェリア | 690円 |
8位 | オーストラリア | 665円 |
9位 | サウジアラビア | 658円 |
10位 | イスラエル | 658円 |
参照:エコノミスト(英)
世界でビッグマックの価格が高い国1位はスイスです。
スイスの物価が高いのは有名なのでイメージ通りな気もしますが、日本のマックに慣れているとビッグマック単品が944円というのは衝撃だと思います。
スイスは金融大国で給与も高かったりするのでマック以外でも基本的に物価が高いと言われています。
上位の国は北欧中心?
TOP10の国を見てみると、ヨーロッパ諸国の中でも北欧諸国が多く見受けられます。
フィンランドは入っていませんが、ノルウェー、スウェーデン、デンマークがランクインしています。
また、アメリカやオーストラリア、サウジアラビア等はイメージ通りかもしれませんが、ウルグアイやアルジェリアが上位にランクインしているのは意外です。
日本は何位?
日本は世界41位です。(価格は410円)
※2022年7月公表のランキングでも日本は41位(390円)
日本に住む私たちにとっては最近物価が上がったと感じることも多いですが、物や食品の価値が高くなったというより、「円安で輸入品が高くなり日本人の購買力が落ちた」という表現の方が適切かもしれません。
海外から日本に旅行に来る外国人にとっては、今の日本は「サービスが良いのに物価が安くて最高の国!」といった感覚になってきていると思います。
他の主要国は何位?
日本と関わりが深い国や、日本と近いアジア諸国、先進国と呼ばれている国々、その他主要国はどれくらいの順位と価格なのでしょうか?
いくつかに絞ってランキングをご紹介します。
13位:アラブ首長国連邦(638円)
21位:シンガポール(581円)
23位:ブラジル(578円)
30位:韓国(516円)
31位:タイ(507円)
36位:中国(460円)
42位:イギリス(401円)
51位:インド(330円)
まとめ
世界のビッグマック価格ランキングTOP10をご紹介しましたがいかがでしたでしょうか?
経済状況や為替によって常に価格は変動していくため、次回の発表があり次第また記事を記載したいと思います。
マクドナルドの価格だけでなく、実際に海外旅行や海外移住を通して様々な国の生活に触れてみるとより日本と海外の違いに気づけて面白いですよね。