前回は「日本で地震が多い都道府県」についてご紹介しましたが、今回は逆に日本で地震が少ない都道府県のランキングをご紹介します。
ランキングを見る前にまずは日本で地震が少ない都道府県トップ10を予想してみてください!
日本ではどこに住んでいてもある程度は地震を経験しますが、発生頻度が高いエリアと低いエリアでは30倍~40倍の差があります!
地震の少ないエリアを知っておくことで今後は地方移住の選択肢の幅も変わってくるかもしれませんね!
地震の対象は2022年から遡り、気象庁によって観測された過去10年間のデータを対象としていますので、直近の地震の傾向が掴めます。
※今回の統計データの概要
・過去10年間(2012年8月27日~2022年8月26日までの直近10年間)が対象
・震度1、震度2、震度3、震度4、震度5弱、震度5強、震度6弱、震度6強、震度7の震度1以上の地震が対象
日本で地震が少ない都道府県トップ10
ランキング | 都道府県 | 地震回数 |
1位 | 富山県 | 112 |
2位 | 三重県 | 166 |
3位 | 香川県 | 177 |
4位 | 福井県 | 190 |
5位 | 滋賀県 | 210 |
6位 | 奈良県 | 225 |
7位 | 山口県 | 260 |
8位 | 徳島県 | 264 |
9位 | 愛知県 | 276 |
10位 | 佐賀県 | 293 |
出典1:気象庁
(※2022年最新データ)
日本で地震が少ない都道府県1位は富山県です。
富山県というと「何が有名?どういうところ?」と思う日本人も多いかもしれません。
富山県のイメージで強いのは「ホタルイカ」、「黒部ダム」、「社長が多い」などでしょうか?
今後は「地震が少ない富山」というイメージがつく可能性があるほど、過去10年間の地震発生回数が少ないです。
上位の都道府県は北陸・四国・関西が多い
日本で地震が少ない都道府県2位~10位をみてみると、北陸や四国、関西地方がが多くランクインしています。
東西で考えると愛知県より東のエリアは全くランクインしておらず、愛知よりも西のエリアばかりが上位に来ています。
南海トラフ地震や首都直下型地震が数十年以内に高確率で発生すると言われていますが、南海トラフ地震が発生した場合には九州や四国、関西、東海、関東など太平洋側エリアの広域に渡って被害が出ることが想定されていますので今は地震が少ないエリアでも油断せずに準備しておきましょう!
まとめ
日本で地震が少ない都道府県1位は富山県でした。
4位にも富山に近い福井県がランクインしていますが、お隣の石川県はランク外だったりします(ちなみに石川は地震の少ない県18位)。
直近10年の最新データを元に集計していますが、過去20年、過去30年~と比較すればまた全く結果になる可能性もあります。
今回の統計データは震度1~震度7まですべて計測した結果ですが、特に重要なのは大地震の際の被害です。
次回の記事では過去10年間で震度6以上の大地震が起きた都道府県のランキングをご紹介したいと思います↓↓