2022年2月26日現在、ロシアがウクライナ全土を侵攻し、首都のキエフすら陥落しようとしています。
前回の記事では、なぜロシア世界中から批判を受けそして厳しい経済制裁を受けてまでロシアがウクライナ侵攻を決めたのか・・・その理由や背景を統計データから見ていきました。
今回は、逆に攻められているウクライナとはどういう国なのか、日本人には意外と馴染みがない国ですので統計データを見て学んでいきましょう!
ランキングのまとめを見る前にまずはウクライナがどういう統計データでトップ10に入っているのか、またトップ10ではなくても上位にランクインされているのか・・・など予想してみてください!
ウクライナが世界でトップ10に入っている統計データまとめ
ランキング | データ | |
穀物の生産量 | 9位 | 64,342,357 トン |
(小麦の生産量) | 8位 | 24,912,350 トン |
(大麦の生産量) | 9位 | 7,636,340 トン |
(ライ麦の生産量) | 8位 | 456,780 トン |
(トウモロコシの生産量) | 5位 | 30,290,340 トン |
(蕎麦の生産量) | 5位 | 97,640 トン |
鉄鉱石の生産量 | 7位 | 39,500,000トン |
出典1:GLOBAL NOTE
(※主に2019年と2020年のデータ)
ウクライナが世界のトップ10に入っている統計データはロシアと比べると格段に少ないです。
大きなカテゴリーで言うと穀物の生産量と鉄鉱石の生産量くらいしかトップ10に入っていませんでした。
ロシアのウクライナ侵攻問題の際によく耳にするのは、ウクライナは穀物の生産が盛んな地域のため、国が滅亡してしまうと各国との貿易が停滞して物価が高騰する!・・・という話題ではないでしょうか?
というわけで、今回の統計データでは、穀物の中でも主要な小麦や大麦、トウモロコシなどの一部の指標のランキングについても個別に掲載致しました。
特に日本でも最近、小麦やマヨネーズなどが値上げして家計に打撃が・・・というニュースが注目されていますので非常に身近な問題ですよね!
・【世界の小麦ランキング】世界で小麦の生産量が多い国トップ10!日本は何位?
ウクライナが世界11位~50位の上位の統計データまとめ
ウクライナがトップ10に入っているデータはロシアと比べると非常に少ないですが、11位~50位まで幅を広げると該当するデータもそこそこあるため、参考程度にご紹介します。
※すべてのデータではなくあくまで一部です。
ランキング | データ | |
国土面積 | 45位 | 60,355,000 |
人口 | 33位 | 44,135,000人 |
輸出総額 | 48位 | 49,220 百万US$ |
輸入総額 | 48位 | 53,929 百万US$ |
粗鋼生産量 | 14位 | 21,366,000トン |
水資源量 | 45位 | 175.28 km3/年 |
天然ガス埋蔵量 | 23位 | 18,975 百万m3 |
天然ガス生産量 | 31位 | 29,339 百万m3 |
ウラン生産量 | 9位 | 400 tU |
電力輸出量 | 29位 | 6.28 TWh |
自動車生産台数 | 40位 | 4,952台 |
軍事費 | 34位 | 5,924百万USドル |
出典1:GLOBAL NOTE
(※主に2019年と2020年のデータ)
ウクライナは比較的人口が多く面積が広い国です。
イメージとしては、先進国というより農業が盛んな国の方が日本人の中では強いでしょうか?
ウクライナで日本人の中で知名度が高いのは、原発事故のチェルノブイリ発電所や、サッカー選手でACミランやチェルシーで活躍したシェフチェンコ選手などでしょうか?
旅行先としてウクライナを選ぶ日本人も多くないため馴染みがそこまで深くない方が大半かと思います。
まとめ
統計データを見るとウクライナが客観的にみてどういう国なのかをより具体的にイメージすることができると思います。
ウクライナの大統領は元々俳優・コメディアンだったゼレンスキーさんですが、現在でも首都キエフから逃げずに国のために最後まで戦っているそうです。
私たち、民間の日本人ができることは少ないのかもしれませんが、日本も中国やロシア、北朝鮮などとの大きな問題を抱えていますので他人事とは思わずしっかり注視していきましょう。