世界には196ヶ国(海外領土や自治領などの地域も含めると249)あると言われていますが、その中で国際観光支出が多い国(海外旅行にお金を多く使っている国)のランキングをご紹介します。
ランキングを見る前にまずは国際観光支出が多い国トップ10を予想してみてください!
日本人は旅行好きの人が多いイメージがありますが、国内旅行に行く人が多いイメージもあります。
しかし、近年は長期休暇などを利用して海外旅行に行く人や、短期間でタイや台湾などの近場のアジア諸国に行く人も増えてきている印象です。
また、やはり海外旅行というと、中国人観光客を想像する人が多いと思いますが、果たしてランキングはどうなっているのでしょうか?
今回は一人当たりの旅行支出額ではなく、国全体の支出額なので、人口が多い国が比較的上位に来る傾向があります。
※データは2018年のもので新型コロナウィルスの感染拡大前の情報です。
※外国への国際旅客便サービス(渡航費用・旅客運賃)支出は含んでいません。
反対に世界の国際観光収入についてのランキングは下記記事を参考にしてください↓
【世界の国際観光収入ランキング】世界で外国人観光客による収入が多い国トップ10!日本は何位?
世界で国際観光支出が多い国(海外旅行にお金を多く使っている国)トップ10
ランキング | 国名 | 支出額(百万USドル) |
1位 | 中国 | 277,345 |
2位 | アメリカ | 144,465 |
3位 | ドイツ | 95,199 |
4位 | イギリス | 68,888 |
5位 | フランス | 47,764 |
6位 | オーストラリア | 36,866 |
7位 | ロシア | 34,271 |
8位 | カナダ | 33,581 |
9位 | 韓国 | 31,973 |
10位 | イタリア | 30,004 |
出典1:UNWTO(United Nations World Tourism Organization)
出典2:GLOBAL NOTE
(※2018年データ)
世界で国際観光支出が多い国(海外旅行にお金を多く使っている国)1位は中国です。
中国は人口もダントツで多いので海外旅行者数や海外旅行に使う費用の総額が世界で1番多くても不思議ではありません。
金額は277,345百万USドルなので、日本円に換算すると、約30兆円という莫大な数値になります。
同じくらいの人口のインドのランキングは15位で21,319という数値が出ていますので、いかに中国が多くのお金を海外旅行に支出しているかがわかります。
日本国内の観光地のどこに行っても中国人観光客が目に付くようになっていますし、中国の経済力は凄いものがあります。
上位の国は人口の多い先進国が中心
2位~10位の国をみてみると、比較的人口が多い先進国が上位に来ていることがわかります。
・【世界の人口ランキング】人口の多い国と少ない国トップ10!日本は何位?
日本は何位?
日本は世界16位です。(数値は20,197)
このランキングを高いとみるか低いとみるかは人それぞれかもしれません。
日本の順位前後5ヶ国を見てみましょう。
日本のランキングの前後5位の国
11位:スペイン
12位:香港
13位:シンガポール
14位:オランダ
15位:インド
16位:日本
17位:台湾
18位:ベルギー
19位:スイス
20位:ブラジル
21位:スウェーデン
まとめ
海外旅行観光客=中国人というイメージを持っている人も多いかもしれませんが、まさにデータがそれを証明していることがわかります。
2位のアメリカと比較しても約2倍の差がありますので、中国人がいかに海外に出向き、観光や爆買いなどにお金を支出しているかがわかります。
今後、新型コロナウィルスの影響で感染拡大防止の観点や、差別などの問題も生じてくるため海外旅行に元通り行けるようになるには相当時間がかかるでしょう。
私たち家族も元々海外旅行が大好きですし、将来は移住したいと思っていたくらいなので残念な気持ちではありますが、状況が改善するまで辛抱してできることをやりたいと思います。