ライターのカカドです!
突然ですが、みなさんは海外に行ったときにこれまでどんな失敗をしてきましたか?
海外に行った経験が多ければ多いほど、その失敗の経験も多いのではないかと思います。
そしてその失敗は、「その国のルールや慣習を知らなかったこと」が原因ということもあるのではないでしょうか?
今回は、ブラジルで絶対にしてはいけないNGな行動をご紹介します。
【前提】ブラジルはどんな国?
具体的なNGな行動のご紹介の前に、ブラジルがどんな国なのか前提をお話ししますね。
簡単に言うと、ブラジルは比較的「寛容な国」と言えるでしょう。
どんな意味で寛容かというと、
- 移民国家でいろんな顔の人がいるので、「見た目がこうじゃないといけない」というプレッシャーがあまりない
- 時間に遅れても怒られない
- その人の住む地域や持つルーツによって、ポルトガル語の方言が変わるので、外国人のポルトガル語でも変な顔をされない
など、こんな感じです。
では、このように寛容な国・ブラジルでどのような行動がNGなのでしょうか?ちなみに今回ご紹介するのは宗教的なNGではなく、宗教があまり関係ない、より一般的なことです。
それでは早速、具体的に見て行きましょう!
【相手への侮辱?】OKサインはNGサイン
人差し指と親指で丸を作り、他の3本の指は広げたままにする「OKサイン」は、ブラジルでは絶対にしてはいけません。
日本ではよくこの「OKサイン」を使いますが、ブラジルでは侮辱する意味があり、相手を怒らせてしまう原因になるかもしれません。日本では「OKサイン」の角度を変えると「お金」の意味にもなりますが、手の角度がどうであれ「OKサイン」の形をとっていること自体がだめなのです。
もちろん、ブラジル人は寛容な人が多いので、すぐに怒ることはないかもしれませんが、間違って知らない人にしてしまうと、勘違いされて喧嘩の原因になり得ます。
その代わりに、親指を上に上げ、他の指を閉じるいわゆる「グッドサイン」を使うことがおすすめです。友達にも、スーパーの店員さんにも誰にでも使っても良いサインです。
【仕事は忘れよう】楽しい時間に仕事の話は避けるべき
ブラジル人と食事をしたり飲んだりしているときに、仕事の話は避けるべきです。
日本の居酒屋での会話を思い浮かべると、仕事の会話をすることって多いですよね。生活の中でも仕事が大切で、プライベートが二の次になっている人も多いのではないかと思います。これは、日本の習慣とも言えることなのではないでしょうか?
ですが、ブラジルでは、プライベートの時間で仕事の話は持ち出すべきではありません。多くのブラジル人にとって、家族・友達との時間が何よりも大切で、そこで仕事のことを持ち出すのは、プライベートの時間を邪魔されているように感じる人も多いようなんです。
実際に、さまざまな年齢・職種のブラジル人と食事の時間を過ごしてきましたが、仕事の話をした記憶がありません。
趣味の話や家族・友達の話など、仕事とは関係のない話をすることが多いので、そちらに合わせるのが無難でしょう。
【流さないで】トイレットペーパーはゴミ箱へ
トイレットペーパーは便器に流してはいけません。海外旅行の経験が多い人であれば、見たこともあるのではないでしょうか?トイレの隣にあるゴミ箱に捨てましょう。
ブラジルのトイレあるあるなのですが、とにかく詰まりやすいんです。
トイレットペーパーを間違って捨ててしまうと、下水管がうまく流れなくなってしまうので、必ずゴミ箱に捨てましょう。
【現金は使わない】買い物で大きなお金は出さない
お店で買い物をするとき、大きなお金を使うのは絶対にNGです。偽札なのではと疑われたり、お釣りがもらえなかったりします。現金は使わず、なるべくカードなどを利用しましょう。
というのも、ブラジルではほとんどの場所でカードを使うことができるため、また、現金を持ち歩くことが危ないとされているため、買い物はカードで済ませることが多いです。そんな中で現金を、特に大きなお金をお店で使うことは「迷惑」とされることが多いのです。
例えば、50レアル札(約1,300円)をお店で出すと、
嫌な顔をされ
→電気に当てて透かされ
→「現金がないからお釣りがない」と言われる
ということが実際にありました。
今ではあまり見かけませんが、お釣りがないとき、飴などのお菓子で相殺するというパターンがありました。でも、そんな状況でも現金しか用意していないこちらが悪いのです。
なるべくカードで買い物をしましょう。
【まとめ】
ブラジルで絶対にしてはいけないNGな行動をご紹介しましたが、いかがでしたか?
ブラジルは基本的には寛容な国ですが、もちろん、その地のルールや慣習があります。
せっかくその国に行くのであれば、「郷に入れば郷に従え」の考え方のように、その地の考え方を尊重した方が、気持ちよく過ごせそうですね。海外に行くときは、その場所のNG行動やタブーを知っておくと都合が良いので、おすすめです。