ライターのカカドです!
「外国人との恋愛ってどんなものなのかな?」と思っているあなた。
確かに、日本国内にいても外国人と出会うこともあり、国際恋愛って意外と身近で、またそれが国外移住に繋がることもありますよね。
今回は、「ブラジル人との恋愛」についてご紹介しますね。
ブラジルって遠い国。「ブラジルに住むことは無いだろうな..」なんて思う人も多いかもしれません。ですが、日本国内にはブラジル人が20万人ほど住んでいて、日本に住む外国人の国別人口はなんと5位なんです。
そんなブラジル人と恋に落ちたらどうなるのでしょう?ブラジル人との恋愛を3つの観点から見ていきましょう。
ブラジルの恋愛にはお試し期間がある
日本では付き合う前にデートをするなどして相手を知る’お試し’期間がありますが、ブラジルでも、もちろんあります。
その期間の関係のことを「フィカンチ(ficante)」と言います。恋人でもない、友達でもない、そんな定義のない関係の人のことです。
ですが、日本とブラジルの違いとして、その「フィカンチ」がその後恋人関係になるかどうかは人によるということ、そして、何人とでも同時に「フィカンチ」になれる、ということがあります。そう、このお試し期間は’約束が全く無い期間’なのです。
この「フィカンチ」の関係は、たまに食事をする関係から、一夜を過ごす関係、そしてほとんど恋人のような関係、と多岐に渡ります。
なので、ブラジル人と仲良くなって、「私たち、付き合っているのかな?」と思っても、実は相手はそう思っていないかもしれません。「フィカンチ」の関係であるお試し期間は、相手に期待しすぎないほうが良いでしょう。
ブラジル人と恋人になったら必ず家族に紹介される
それでは「フィカンチ」の関係から恋人になる時は、どんな変化があるのでしょう?
それは、「家族に会う」ということです。ブラジルで恋人になると必ず家族に紹介され、家族のイベントにも参加することになります。日本でいう「婚約者」のような’公式な関係’になるのです。「フィカンチ」の関係とはかなりギャップがありますよね。
ちなみにその家族のイベントというのは、日曜日にする焼肉パーティであったり、家族の誕生日パーティであったり、クリスマスパーティであったり。家族が集う場所には恋人を呼ぶのが当たり前のようです。なので、家族に紹介される、ということは恋人になったと思って良いでしょう。
ブラジルでは言いたいことは必ず口にする
恋人として関係を構築していくにあたって、喧嘩することもありますよね。ブラジルで喧嘩をするときは、言いたいことを必ず口にする必要があります。多分、日本で恋愛をするとしても、思ったことや気持ちを素直に相手に伝えるというのは大切なことですよね。でも、ブラジルでは、もっと!もっと!もっと!大切なんです。
というのも、「ハイコンテクスト文化」と「ローコンテクスト文化」って聞いたことがありますか?簡単にいうとこんな感じです。
「ハイコンテクスト文化」とは
「暗黙の了解が多く、言語で全て説明する必要がない」文化のこと。傾向として移民が少ない国で見られる文化です。日本はこの文化に当てはまります。
「ローコンテクスト文化」とは
「前提の考えや文化を共有していないことが多く、言語で全て説明する必要がある」文化のこと。移民の集まる国など、前提として文化などが共有されていない国によく見られる文化です。
そしてブラジルは、「ローコンテクスト文化」に該当し、相手に伝えたいことは忖度せず伝えることが大切なんです。口にしない=思っていないことと同じで、「言わなくても分かってくれるだろう」は一切通用しないんです。そんな文化背景があるので、恋人との喧嘩でも自分の考えや気持ちを口にしないのはNGです。ブラジル人と恋愛をしたら、思ったことは必ず伝えるようにしましょう。
最後に
ブラジル人との恋愛、いかがでしたか?恋をする気持ちは同じでも、恋愛のプロセスや関係の構築の仕方は違う点も様々あります。
国際恋愛をすることで、相手の文化を知ることにもなり、面白いですよ。国際恋愛をしたい人、ぜひ一歩踏み出してみてくださいね!