ライターのカカドです!
突然ですが、ブラジルでは何語が話されているか、知っていますか?
「南米だからスペイン語じゃないかな?」
と思った方も多いかもしれませんが、実はポルトガル語が話されています。
ポルトガル語が話されているのは、ポルトガル、ブラジル、アンゴラ、モザンビークなどで、ブラジルは南米で唯一ポルトガル語が話されている国です。各国それぞれポルトガル語の方言があり、ブラジルで話されているのはブラジルポルトガル語です。
移住を考える時に、言語はとても大切です。それではブラジルポルトガル語はどのような言葉なのでしょうか?詳しく見ていきましょう!
【ブラジルポルトガル語】何語に似ているの?
ポルトガル語はスペイン語と似ています。
ちょっと歴史を遡ってみましょう。ローマ帝国がヨーロッパを支配していた時、現在のスペイン・ポルトガルの地域でもラテン語が話されていました。そこから各地域の方言が発展して現在のスペイン語・ポルトガル語として確立されたのです。だから、ポルトガル語とスペイン語は兄弟のような言語なのです。
大学レベルの授業になると、「これ次の授業までに読んできてくださいね」と渡された内容がスペイン語、なんてこともあるくらい、ポルトガル語とスペイン語は似ているんです。ポルトガル語が読める人であれば、スペイン語で書かれた内容でもある程度理解ができるくらい似ています。
【ブラジルポルトガル語】どんな言語なの?
ブラジルポルトガル語はどんな言語なのでしょうか?いくつかに分けてみていきましょう。
語順 SVO
英語と同じです。
時制 8種類
現在、完全過去、不完全過去、過去未来、単純未来..と見るだけでもくらっと来るくらいの種類があります。同じくラテン系のフランス語、イタリア語、スペイン語に関しても時制はたくさんあります。
動詞の活用 4種類
主語によって、動詞の活用が変わります。
こう見ると、かなり難しそうな言語..と思う人もいるかもしれません。しかしありがたいことに、ポルトガル語は基本的に、日本語と同じく子音の後には母音が来ることが多いので、読み方に困ったらローマ字読みをすればなんとかなる言語でもあります。また、何よりブラジル人はポルトガル語が分からなくても、分かるまで教えてくれたり発音を直すのに協力してくれたりと、優しい人が多いのもありがたい点ですね。
【ブラジルポルトガル語】挨拶・フレーズ
それでは、ブラジルポルトガル語の特徴がなんとなく分かったところで、ポルトガル語の挨拶・フレーズをいくつか勉強してみましょう。
ここで紹介する言葉は、フォーマルな場面でもインフォーマルな場面でも使うことのできる挨拶・フレーズです。
挨拶
Olá!(オラ) やあ/やっほー/こんにちは
Tudo bem?(トゥドゥ ベイン) 元気ですか?/大丈夫ですか?
Tudo bem.(トゥドゥ ベイン) 元気です/大丈夫です
Tchau!(チャォ) じゃあね/さようなら
フレーズ
Eu sou 〇〇.(エウ ソウ 〇〇) 私は〇〇です。
Eu sou do Japão.(エウ ソウ ド ジャパン) 私は日本からきました。
Eu gosto de 〇〇.(エウ ゴスト ジ 〇〇) 私は(エウ ソウ 〇〇)が好きです。
Obrigada.(オブリガーダ) ありがとう/ありがとうございます
まとめ
ブラジルポルトガル語、いかがでしたか?
ブラジルポルトガル語はラテン系の言語で、スペイン語と似ています。
言語の特徴としては、語順や時制、動詞の活用など、日本語とは違う点も多く難しそうに見えます。しかし、どうしても分からない場合はローマ字読みすればなんとか伝わったり、ブラジル人が外国人にポルトガル語を教えるのが好きだったりするので、難しいながらもコミュニケーションを取ることができるまでに時間はかからない言語とも言えるでしょう。
興味を持った方、ぜひ勉強してみてくださいね。