ライターのカカドです!
海外移住に興味のあるあなた!
「海外に住んでみたいけど、仕事は何があるんだろう?」と思ったことはありませんか?
私は結婚を機にブラジルに移住したのですが、移住前はブラジルで働く未来が想像できず不安でいっぱいでした。
そんな中、「海外 仕事 オンライン」など色々と調べた時に、「日本語教師」の仕事が目に留まりました。
そして今ではフリーランス日本語教師として生計を立てられるようになりました。
今回は、海外に移住した時の仕事の選択肢の一つ「フリーランス日本語教師」についてご紹介します。
フリーランス日本語教師の仕事とは
まず、日本語教師の仕事とは日本語を教えることです。国語の先生とは違って、日本語が母語じゃない学習者に日本語を教えます。
フリーランスで教えるということは、自分1人で学校を運営するようなものです。
生徒の募集から授業までを行い、また生徒の授業料が自分の収入となります。
海外で日本語教師になるには?
結論から言うと、日本語教師になるには資格は要りません。
資格がなくても授業はできますし、日本語ネイティブというだけで生徒を集められます。
ただ、資格に値するものを取得することで、信頼を集めやすくなり、もし日本語学校などで働くことになっても採用されやすくなります。
もし移住までに時間の余裕がある人がいれば、資格を取得することをおすすめします。
日本語教師の資格の取り方
資格の取り方は大きく分けて3つです。
(1)大学で日本語教育を主専攻または副専攻として学ぶこと
(2)大学を卒業した上で、日本語教師養成講座420時間コースを受講すること
(3)日本語教育能力検定試験に合格すること
私は(3)の「日本語教育能力検定試験」に合格したことで、日本語教師としての資格を得ることができました。
ちなみに、この試験の勉強期間は半年ほど必要と言われています。
試験は毎年10月にあるので、4月頃に試験勉強を始めれば合格を目指せる、ということですね。
生徒の集め方
日本語教師になれても生徒を集めなければ授業はできません。
私は「italki」と「Superprof(ブラジル版)」の2つのプラットフォームに日本語教師として登録し、生徒の募集を始めました。
その際、自分の強みが何なのか、初心者の教師であっても遠慮なく書きアピールすることが大切です。
「日本語ネイティブであること」
「元会社員でビジネス敬語を教えられること」
「ポルトガル語が話せること」をアピールしました。
プラットフォームによっては、日本語ネイティブが少なく、それだけで強みになり生徒の目に留まることもあります。
フリーランス日本語教師の収入事情
フリーランスとして独立するためには、収入が大切です。
フリーランス日本語教師の収入は、単価(授業料)×数量(生徒数)で計算されます。
生徒数の推移はこんな感じでした。
1ヶ月目 生徒数1人
2ヶ月目 生徒数3人
3ヶ月目 生徒数6人
4ヶ月目 生徒数12人
5ヶ月目 生徒数15人
6ヶ月目 生徒数20人
9ヶ月目 生徒数25人
授業料は1時間約2,000円なので、週に一度授業をするのであれば
一人当たり月に約8,000円
生徒数25人であれば約20万円
の収入を得ることができるのです。
フリーランス日本語教師はお金持ちになれる職業ではありません。
しかし、日本語ネイティブである強みを活かし、海外で仕事をする手段としては比較的考えやすいのではないかと思います。
フリーランス日本語教師の大変なところ
授業の準備
特に教師になりたての頃は、授業の準備が大変です。授業で使う教材を一つに絞ったとしても、スライドを準備したり、練習問題を用意したりと、授業時間よりも長く準備に時間を当てていたと思います。
また、しっかり準備をしても生徒に理解してもらえない時ももちろんあります。その時は教え方をまた練り直したり、スライドを直したり、とにかく最初は準備に時間がかかります。
でも、最初にたくさんあれこれ揃えておけば、いろんな生徒に繰り返しその教材を使うことができるので、その分、準備時間は徐々に減っていくものです。
生徒数や収入面が安定しない
フリーランス日本語教師は生徒が急に減り、収入に影響が出ることがあります。
「今月で辞めたい」と急に連絡が来ることも何度かありました。理由として、生徒が会社を突然クビになり授業料を払えなくなったなど、国の経済事情も大きく影響することもあるんです。
ですので、生徒に今後の授業を続けるかどうかを確認したり、新しい生徒の募集をしたり、やることは多いです。
最後に
色々と書いてきましたが、私はフリーランス日本語教師という仕事が好きです。今のところ楽しく続けられています。
生徒が成長する姿を見るのは楽しいですし、日本語ネイティブという強みを最大限に活かすことができるのも他にないと思っています。
もし、海外移住で仕事を検討している方がいれば、日本語教師をおすすめしますよ!