【世界の低所得者比率ランキング】世界で低所得者の比率が高い国トップ10!日本は何位?

世界には196ヶ国(海外領土や自治領などの地域も含めると249)あると言われていますが、その中で低所得者の比率が高い国のランキングをご紹介します。

ランキングを見る前にまずは世界で低所得者の比率が高い国トップ10を予想してみてください!

日本では近年、低所得者と高所得者の格差が拡大していますが、世界と比較した際に日本の格差はどれくらいの水準になっているでしょうか?


※今回の統計データの概要

常勤雇用者の内、低所得者の比率。

・低所得は常勤雇用者の平均所得(中央値ベース)の2/3に満たない所得。

世界で低所得者の比率が高い国トップ10

ランキング 国名 単位(%)
1位 ブルガリア 29.34
2位 ルーマニア 25.63
3位 アルゼンチン 24.41
4位 クロアチア 24.14
5位 アメリカ 23.81
6位 ラトビア 21.74
7位 リトアニア 21.69
8位 イスラエル 21.26
9位 ハンガリー 19.85
10位 エストニア 19.58

出典1:OECD(Organisation for Economic Co-operation and Development )
出典2:GLOBAL NOTE
(※2020年データ)

世界で低所得者の比率が高い国1位はブルガリアです。

2位のルーマニアと比較しても4%ほど高く、トップ10の国々の中でもかなり数値が高いことがわかります。

日本人にとって、東欧の国「ブルガリア」はイメージがほとんどないですよね?

ブルガリア=ブルガリアヨーグルトというインスピレーションが一番強いのではないかと思います!(笑)

上位の国はヨーロッパ諸国(東欧)が中心?

世界で低所得者の比率が高い国2位~10位の国をみてみると、ヨーロッパ諸国が多くランクインしていることがわかります。

ヨーロッパの中でも特に、東欧のルーマニアやクロアチア、バルト三国のラトビア、リトアニア等、先進国には含まれていない国々が多くなっています。

また先進国で経済規模が多い国の中でアメリカが5位に入っているのは要注目です!

日本は32位

日本は世界32位です。(数値は10.88%)

約10.88%ということは、常時雇用者のうち、10人に1人が低所得者ということになります。
この数値は人によっては高いと思う人もいるでしょうし、思ったよりは高くないと思う人もいるでしょう!

日本の平均収入と中央値は?

日本だと平均収入が約445万円、中央値は約397万円です。(2022年最新データ)
今回の統計データは、常時雇用者の平均所得(中央値ベース)の2/3に満たない人を低所得者として計算しており、年間収入が262万円以下(397万円×2/3)の人がそこに該当しています。

世界と比較すると、日本は低所得者の比率はそこまで高くはないと言えるかもしれませんが、現在の物価高や円安を考えると年収200万円だとかなり厳しい生活を強いられます。

低所得者の比率が高い国11位~20位(おまけ)

参考までに11位~20位の国もご紹介します。

11位:ポーランド

12位:カナダ

13位:イギリス

14位:アイルランド

15位:チェコ

16位:スロベニア

17位:ドイツ

18位:メキシコ

19位:スロバキア

20位:韓国

11位~20位までの国を見ると、ヨーロッパ諸国が多くランクインしていることがわかります。

ちなみに11位のポーランドの数値が18.80%、20位の韓国が15.96%です。

まとめ

世界で低所得者の比率が高い国1位はブルガリアでした。

ヨーロッパ諸国(特に東欧)が上位に来ていることが特徴ですが、経済規模NO,1のアメリカが5位にランクインしているのも注目です。

日本においても近年、格差社会が拡大してきており、富裕層と貧困層の差が激しくなっています。

お金持ちがどんどんお金持ちになり、貧乏人が貧乏から抜け出しづらい資本主義社会になってきており、そこを打破するためにもベーシックインカムやグレートリセットなどの政策が本格的に検討され始めています。

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日本人の私たちは世界の99%以上を知らないはずです。国名や地域名は知っていても現地の経済や文化、生活スタイルなどほとんど理解できていないのが普通です。 一生をかけても回り切れない広いこの世界を少しでも多く知るために日々世界に関するネタを更新中です。将来は世界中に友達ができるように世界一周旅行をするのが夢です!

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