【新型コロナ】休業要請を一部緩和も「県外客の受け入れ自粛要請」。宿泊施設は一体どうすればよい?

三重県は5月6日、緊急事態宣言による休業要請の一部緩和を決定しました。

全国的な緊急事態宣言が5月31日まで延長したものの、特定警戒都道府県に該当しない地域においては段階的に緩和していく方針が出されています。(詳細は下記記事をご覧ください)

【新型コロナ】まさかの自粛緩和?緊急事態宣言延長も「特別警戒都道府県」以外は経済活動再開?

三重県においては一部緩和を決定するも、商業施設や宿泊施設においては県外客の受け入れをしないように各施設に要請しています。

その要請を受け、三重県の宿泊施設は営業を再開するべきなのか、休業を続けるべきなのか判断に迷っている状態です。

営業再開しても「県外客」の受け入れ自粛を要請されたら成り立たない!

三重県の宿泊施設からすると、全国的には緊急事態宣言が続いている中、一部県内で緩和措置が決まったとしても「県外客」を受け入れないように要請されてしまったら事業として成り立つでしょうか?

基本的に、ホテルや旅館は県内の利用客よりも県外からの利用客が多いはずです。

そもそも、新型コロナウィルスによる緊急事態宣言や外出自粛が開始したときからこの点は矛盾がありました。

政府は国民に「外出はするな。旅行は控えろ。」という方針を強く打ち出し、一方、ホテルや旅館の事業者には「休業要請対象ではないから営業しても良い」というスタンスでした。

要するに、「宿泊客は来ないだろうけど営業しても良いから何とか頑張って耐えてね!」という形です。

もちろん、無利子・無担保の融資や、休業補償金、持続化給付金などの対策、そして今後観光産業におけるクーポン券の配布など様々な政策は打ち出していますが、実際のところその程度ではホテルや旅館の経営は相当厳しいでしょう。

三重県の老舗旅館「戸田家」は1週間休業期間を延長!

出典:東海テレビ

三重県の老舗旅館「戸田家」は5月14日までの休業を決めていましたが、県外客の受け入れ自粛を要請されたこともあり、さらに1週間休業期間を延長することを決定しました。

戸田家は県外客の利用が全体の90%を占めており、再開するのが厳しいと判断したようです。

戸田家の寺田社長は今回の件について下記のようなコメントをしています。

「飲食店と違って、きょう解禁になったから大丈夫だからということで、すぐにお越しいただけるというスタイルではございません。県外からのお客さまをお断りすることが果たしてできるのかどうか」

戸田家は今年の売上が10億円程度減少している状況とのことです。

まとめ

今回は三重県に絞って宿泊施設の例をみましたが、全国的にみても同様な宿泊施設はたくさん存在します。

すでに経営破綻して倒産を決めたホテルや旅館もありますし、今後もこの状況が続けばその数はどんどん増えていくでしょう。

休業と補償はセット」と多くの国民が声を上げていますが、旅行業界だけでなく他の業界においてもこの矛盾点をどれだけ改善できるかが重要となるでしょう!

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