【韓国留学】寄宿舎(学生寮)についてご紹介。どんな人に向いてる?

アンニョンハセヨ!ライターの加藤祐希です。

これから韓国留学をする方は、寄宿舎(学生寮)に住むことを検討されると思います。

「寄宿舎では安心して生活ができるのだろうか」
「勉強に集中できる環境なのだろうか」

など、いろいろ不安に思うことは多いでしょう。

そこでこの記事では、寄宿舎とはどういった施設なのかをご紹介します。

寄宿舎の生活に向いている人・向いていない人についてもお伝えしますので、参考にしていただければ幸いです。

寄宿舎とは?

寄宿舎とは大学の運営する学生寮で、多くの留学生にとって、一番最初に住む施設です。

ワンルームなどに比べて費用は安く、大学のキャンパス内にあることがほとんどなので、気持ちの面でも安心して生活ができます。

部屋のタイプは大学によって違いますが、多くが1人部屋と2人部屋です。

部屋の設備に関しては、

  • エアコン
  • オンドル(床暖房)
  • 椅子
  • Wi-Fi
  • ベッド
  • クローゼット

が付いています。

また、付帯の設備としては、

  • キッチン
  • ラウンジ
  • ランドリー
  • シャワー
  • トイレ
  • ジム
  • 自習室

が揃っています。

寄宿舎内に食堂やコンビニもあるので、街に出て買い物をする必要がなくて、便利です。

ただ、寄宿舎は先着順や抽選だったりと、競争率が高く、なかなか住めないのがデメリットです。

また、1学期限定だったりと、住める期間が制限されている場合が多く、いつかは学校の外に住む必要があります。

そのため、寄宿舎は新規留学生のための施設だといえます。

私が実際に留学した延世大学韓国語学堂の寄宿舎をご紹介

ここでは、私が留学した延世大学韓国語学堂の寄宿舎をご紹介します。
(※2022年12月時点の情報です)

延世大学の韓国語学堂には、新村キャンパスで学ぶ正規課程と大学韓国語課程の学生を対象に、寄宿舎が2つ用意されています。

1つ目が、SK Global houseで男女混合、2つ目が、International houseで女性専用の宿舎になります。

どちらの寄宿舎も、語学堂から徒歩1分の位置にあり、申請は先着順で、最長2学期(6ヶ月)まで滞在が可能です。
(※これまでは最長3学期(9ヶ月)でしたが、2023春学期の新規入舎者から適用されます)

では、それぞれの宿舎の特徴を見ていきましょう。

SK Global house(男女混合)

寮費

1学期(約2ヶ月半):1人部屋は約20万円/2人部屋は約15万円

(1000ウォン=100円で計算した場合)

部屋のタイプ

1人部屋/2人部屋

設備

  • シャワー・トイレ(各部屋にあり)
  • ラウンジ
  • ジム
  • 自習室
  • コンピューター室
  • ランドリー
  • キッチン
  • Wi-Fi

International house(女性専用)

寮費

1学期(約2ヶ月半):2人部屋のみで約12万円

部屋のタイプ

2人部屋のみ

設備

  • 共用のシャワー・トイレ(各フロアにあり)
  • ラウンジ
  • ジム
  • 自習室
  • コンピューター室
  • ランドリー
  • キッチン
  • Wi-Fi

いずれの寄宿舎でも、喫煙と飲酒が禁止になっていて、語学堂とは地下道でつながっています。

地下道には、コンビニやレストラン、ファーストフード店、カフェやモバイルショップなどがあり、日常生活には困らない環境です。

寄宿舎・下宿(画面右上のJPを選択すると日本語で見ることができます)

寄宿舎に住むメリット・デメリット

ここでは、寄宿舎に住むことで、どんなメリット・デメリットがあるのかをお伝えします。

メリット

勉強に集中できる

寄宿舎の中には自習室があるので、勉強に集中できます。

テストのときは、同じ寮に住むクラスメイトと勉強することで、遊びの誘惑に負けずに頑張れるでしょう。

学校からも近いので、通学時間がかからない分、勉強時間を作れます。

安心して生活できる

寄宿舎は、大学が運営している施設なので、安心して生活できます。

門限もありますし、喫煙や飲酒などを禁止するルールもあるので、安全な環境が整っています。

うるさく騒いだりすれば、注意されますし、落ち着いて暮らせるでしょう。

留学生と交流できる

同じ韓国語を勉強している、世界各国の留学生と交流できます。

2人部屋に住んでいる場合は、ルームメイトになることで知り合い、友達になることもあるでしょう。

誰もが留学したばかりで心細いでしょうから、打ち解けやすいと思います。

デメリット

自由に生活できない

ワンルームなどの一人暮らしよりも、生活が不自由です。

門限があるので、それに合わせて帰らないといけませんし、2人部屋に住んでいれば、ルームメイトに気を使います。

縛られるのが嫌な方は、ストレスを感じるでしょう。

寮費が少し高い

コシウォンやハスクは家賃5万円前後で住むことができますが、それに比べて、寄宿舎は寮費が少し高いです。

コシウォンやハスクのほうが、門限はないし1人部屋なので、予算が少なくて自由を求める方には、おすすめです。

滞在期間に制限がある

寄宿舎に住むために競争率は高いですが、ずっと住めるわけではありません。

学校によって期間は異なりますが、寄宿舎の滞在期間には制限があります。

長期留学をする方は、寄宿舎を退去した後の住まいのことを考えておく必要があります。

寄宿舎の生活に向いている人・向いていない人

これから韓国留学をする方にとって、寄宿舎は最適な住まいですが、デメリットもあり、大きなストレスになることも。

寄宿舎に住んでから悩むことがないように、ここでは寄宿舎に向いている人と向いていない人についてご紹介します。

寄宿舎の生活に向いている人

初めての海外生活に不安

初めての海外生活に不安がある人は、まずは寄宿舎に住んで、留学生活に慣れていくのが良いと思います。

一人暮らしをしたい場合でも、寄宿舎の滞在期間には制限があるので、どちらにしてもワンルームなどに住む状況になります。

韓国語の勉強に集中したい

韓国の大学に入学する目標などがあり、まずは勉強に集中したいという人は、寄宿舎に住みましょう。

遊びに出かけても、門限までに帰宅しないといけませんし、ルールのある環境で、自分を律しながら韓国語を勉強できます。

コミュニケーションが好き

人と会話するのが好き、いろんな留学生と知り合いたい人は、寄宿舎に住みましょう。

寄宿舎に住むことで、ルームメイトと出会い、ラウンジやジムなどで世界各国の留学生とコミュニケーションする機会を増やせます。

寄宿舎の生活に向いていない人

不自由が嫌い

遊びに明け暮れたいわけじゃないけど、門限やルールに縛られるのは嫌だという人は、寄宿舎に向いていません。

たまに夜遅く散歩に行きたくなっても、寄宿舎の外には出られませんし、窓から外を眺めてぼんやりすることしかできません。

家賃を安く済ませたい

留学費用に予算があり、できるだけ家賃を安く済ませたい人には、寄宿舎ではなく、コシウォンやハスクがおすすめです。

寄宿舎よりも家賃が安いですし、1人部屋で門限もなく食事も付いているので、自由に生活ができます。

人付き合いが苦手

クラスメイトが嫌いなわけじゃないけど、授業以外で会うのはストレス、という人付き合いが苦手な方には、寄宿舎は向いていません。

1人部屋に住んだとしても、寄宿舎内で頻繁に顔を合わせるでしょうし、部屋に訪ねてくるかもしれません。

寄宿舎に住めなかった場合のおすすめの住居

寄宿舎は抽選や先着順で競争率も高いので、住みたくても住めない状況になることが考えられます。

そんなときにおすすめの住居をご紹介します。

コシウォン

部屋のタイプはすべて個室で、シャワートイレのある部屋とない部屋に分かれます。

部屋は3畳ほどで狭いですが、家賃が月5万円前後と安く、水道光熱費込みです。

食事付きで、インスタントラーメンやご飯などが無料で食べられます。

ハスク

学生の世話をするアジュンマ(おばさん)がいて、家庭的な環境です。

朝晩の食事をアジュンマが作るので、韓国の家庭料理を味わえます。

家賃もコシウォンとほぼ同額で、部屋は1人部屋で6畳ほどの広さですが、シャワートイレは共用です。

まとめ

寄宿舎に住むことで、安心して韓国での留学生活を始められますし、韓国語の勉強に集中することができます。

滞在期間に制限があるので、いつかは学校の外に住むことになりますが、これから韓国留学をする方には、一番おすすめの住まいです。

寄宿舎に住んで、世界中の留学生と交流しながら、韓国語を学んでいきましょう。

最新情報をチェックしよう!
>「世界地図の99%を私たち家族はまだ知らない」

「世界地図の99%を私たち家族はまだ知らない」

日本人の私たちは世界の99%以上を知らないはずです。国名や地域名は知っていても現地の経済や文化、生活スタイルなどほとんど理解できていないのが普通です。 一生をかけても回り切れない広いこの世界を少しでも多く知るために日々世界に関するネタを更新中です。将来は世界中に友達ができるように世界一周旅行をするのが夢です!

CTR IMG