日本人が海外移住しやすい国「カナダ」。実はビザや永住権が取りやすい?

海外移住しやすい国ランキングTOP10!で10位にランクインしたカナダ。

カナダと言えばどのような印象をお持ちですか?

バンクーバー?物価が高い?世界でも住みやすく人気が高い?自然が多い?大麻が合法化になった?

・・・などなど日本人のイメージではカナダは一歩進んでいて、都会と自然が融合した国で幸福度が高そうだ!と思っている人も多いかもしれません。

今回の海外移住しやすい国ランキングTOP10!の中では他の国よりも移住のハードルの高そうにも思えますが、アメリカやオーストラリアと比較するとビザなどの関係で移住しやすいです。

まずはカナダ移住を検討するにあたり、「メリット」と「デメリット」をそれぞれ見ておきましょう。

カナダ移住の「メリット」&「デメリット」

メリット(移住しやすい理由)
ビザや永住権が取りやすい
・日本から直行便の飛行機がある(バンクーバーまで片道約9時間)
・治安が良い
・公用語が英語とフランス語
・教育水準が高いのに学費が安く子育がしやすい
・医療費が無料(永住権を取得した場合)
・街並みが綺麗
・広大な自然が体感できる
・多民族国家のため個性が尊重され差別も少ない
・労働環境が良く残業や休日出勤がほぼない
デメリット(不安要素)
・天気が悪い日が多い(バンクーバーなど)
・日本からそこそこ遠い
・物価が高い(家賃やタクシー代、レストランなど)
・税金が高い(消費税は州によって異なるが15%の州も)
・チップ制度がある

「メリット」と「デメリット」を比較してどう感じましたでしょうか?

カナダはやはり世界中からみても「住みやすい国ランキング上位」の常連なので、デメリットよりもメリットの方に目が行きますね。

パパ
カナダは日本と同じ先進国ですが、日本よりもカナダの方が良いと思う点もいくつもあります。
一方で、カナダには日本のように「おもてなし文化」や「消費者やユーザーへの気配り」がそこまでではないですし、治安の面でいっても日本の方が勝っていると思います。

カナダは先進国で憧れの国の一つでもあるため日本とどうしても比較してしまいたくなりますが、他の途上国への移住と比べると随分と方向性が違います。

フィリピンやタイ、マレーシアも海外移住を検討する上で最有力候補ではありますが、カナダもビザや資金面で問題ない人であればとても魅力的な候補の一つですね。

ママ
将来、私たち家族もカナダにも住んでみたいです!

カナダの永住権を取得する方法

カナダの永住権を取得する方法はいくつかあります。

まずは永住権の種類(移民プログラムの種類)をご紹介します。

永住権(移民プログラム)の8種類

①家族移民(ファミリースポンサーシップ)

結婚してカナダ在住者の配偶者になる場合や、カナダ在住者の両親や祖父母などの家族であることが条件です。

また、実際に結婚していなくてもパートナーと1年以上同棲した場合や、同棲していなくても夫婦関係にあれば申請可能です。(事実婚でもOK)


②ビジネス移民(スタートアップビザ)

カナダでビジネスを成功させる可能性を持つ起業家が対象です。

革新的であり、カナダ人に対して仕事や雇用を創造すること、カナダ経済に貢献できる起業家であれば申請可能です。


③self-employed移民(セルフエンプロイド)

セルフエンプロイドと聞くと自営業と捉えがちですが、少しニュアンスが違います。

ここでは、農場経営者や世界レベルの芸術家やスポーツ選手などのためのビザです。


④介護移民(ケアギバー)

カナダの介護資格を持っている人や教育資格を持っている人が申請可能です。

過去4年の間において、カナダで週30時間以上のフルタイム勤務を24ヶ月経験した実績ある人が申請の対象になります。

カナダも日本と同様に少子高齢化が深刻ですので、介護士や保育士、ベビーシッターなどで現地で働く気持ちがある人におすすめです。


⑤カナダ経験移民(カナディアンエクスペリエンスクラス)

カナダ国内において、過去3年間で12ヶ月以上の労働実績がある人が申請可能です。

一定以上の英語力が必要になりますが学歴がなくても申請できるため、カナダで働いて永住権を取りたい方におすすめです。


⑥技能移民(フェデラルスキルドワーカー)

過去10年間において、カナダ以外の国で1年以上の労働経験があり、資格や技術を必要とする仕事に就く人が申請可能です。

また一定以上の英語力も必要になります。


⑦技術者移民(フェデラルスキルドワーカートレード)

過去5年間において、カナダ以外の国で2年以上の労働経験があり、資格や技術を必要とする仕事に就く人が申請可能です。

また一定以上の英語力も必要になります。

技能移民との違いは、労働経験が1年間長い分、求められる英語レベルが少し低いことです。


⑧州推進移民(プロブィンシャルノミニー)

カナダの国家・政府ではなく各州が必要な人材を集めるための制度です。

国のプログラムによって移民申請が却下された場合でも州単位での応募に合格することもあります。

国が管理するプログラムより条件が緩い場合もあれば厳しい場合もあるので、希望する州のプログラムを一つずつ見ていくしかありません。


エクスプレスエントリー

永住権取得のために申請が必要になりますが、カナダでは「エクスプレスエントリー」というオンライン申請サービスが存在します。

上記の⑤~⑧はこのエクスプレスエントリーが必須となります。

エクスプレスエントリー上で英語力や学歴・職歴などを登録すると、自動的に点数がついて点数の高い人から基本的に永住権の招待が届く仕組みです。

 

まとめ

私自身はカナダの移住や永住はハードルがかなり高いと思いこんでいましたが、様々な移民プログラムが用意されているため意外と永住権を取得するのも難しくないかも?と思うようになりました。

家族ビザ(結婚ビザ)が一番早い方法なのはどこの国でも変わりませんが、現地で就労する気持ちがあるのであればカナダ移住の選択肢は大きく広がるでしょう。

実際の申請方法や手順なども併せて今後別記事でご紹介したいとは思っていますが、カナダへの移住は日本でも人気が高いため専門のコンサルタントや業者もたくさんあります。

実際にカナダ移住を本格的に検討している方は専門の人に一度相談してみるのも良いかと思います。

 

 

 

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