海外移住しやすい国ランキングTOP10!で6位にランクインしたチェコ。
チェコと言えばどのような印象をお持ちですか?
ヨーロッパの東側?オレンジっぽい家?プラハ?ビール?・・・日本人に聞くとチェコのイメージはほとんど出てこないケースもあるでしょう。
チェコという国自体は日本人のほとんどが聞いたことはあると思いますが、チェコの現地の生活スタイルや文化など詳細を把握できている人はほんの一部だと思います。
そんな中、今回は日本人が移住しやすい国としてチェコを特集します。
意外にもチェコは日本人が海外移住を検討する際にビザや永住権を取得しやすい部類の国です。ビザについては後ほど解説します。
まずはチェコへ移住を検討するにあたり、「メリット」と「デメリット」をそれぞれ見ておきましょう。
チェコ移住の「メリット」&「デメリット」
・ビザや永住権が取りやすい(特に起業でのビザ取得の敷居が低い)
・日本から直行便の飛行機が2020年に開設される可能性がある
・他のヨーロッパ諸国に行きやすい(シェンゲン協定加盟国)
・公用語チェコ語だが、観光名所や飲食店では英語が通じる場合も多い
・ヨーロッパ内では特に物価が安い
・ヨーロッパの中でも比較的治安は良い
・交通機関が整っている
・日本人でも起業しやすい
・冬季の日照時間が短い
・日常生活ではチェコ語が基本であり地方では英語が通じないため勉強が必要
・日本との距離が遠い
・内陸国のため新鮮な魚を食べられない
「メリット」と「不安要素」を比較してどう感じましたでしょうか?
日本からも遠く、他のヨーロッパ諸国と比べても日本人には馴染みがあまりない国ですので、いざ移住するとなると不安の方が先行してしまうこともあるでしょう。
しかし、ビザや永住権の取りやすさに加えてヨーロッパの中では物価も安いため海外移住の検討の際には有力な候補の一つです。
チェコ語の勉強は必須?
チェコで永住権を取ってずっと住むつもりであればチェコ語は勉強した方が良いでしょう。
しかし、実際にプラハなど観光地としても有名な地域周辺に移住すればレストランやホテル、その周辺のお店ではたいてい英語が通じます。
チェコの田舎に住みたい気持ちがなければ、最低限の挨拶程度のチェコ語のみを覚えて後は英語で生活することも何とかできそうです。
しかし、現地人と仲良くなってコミュニケーションをたくさん取りたい場合や、現地のチェコ語が必要な仕事をする予定のある方はどうしてもチェコ語の勉強は必要になってくるでしょう。
チェコのビザ・永住権の取得方法
短期間のビザで良ければ「観光ビザ」、「留学ビザ」、「ワーキングホリデー」なども候補に入りますが、ここでは本格的にチェコに移住を検討するケースを前提にお話します。
チェコの永住権を取得するための方法はいくつか存在しますが下記では3つ紹介します。
【永住権を申請できる人】
①すでに長期滞在ビザや居住権を持っている人の永住権申請条件
・チェコに継続して既定年数以上滞在している
・チェコ語のスキルがA2レベル以上ある
・毎月一定以上の収入がある
→長期滞在許可保持者は5年以上、EU Blue Card保持者はEU圏内に5年以上(その内チェコに連続して2年以上滞在が必要)
長期ビザは「留学ビザ」、「就労カード(就労許可と滞在許可の混合)」、「駐在員の家族のための同伴ビザ」などがあります。
②これからチェコで起業しようと思っている人の永住申請条件
通称:事業者ビザ
・事業者登録リストへの申請
・111,000CZK(約50万円)以上の残高証明書
・5年以上の継続的な滞在(他のビザから切り替える場合のみで新規の申請の場合は不要)
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③チェコ人との結婚による永住申請条件
・1年以上チェコ人と同棲もしくは結婚関係にある
・チェコに継続して2年以上滞在している
まとめ
チェコは日本からは遠いですが、チェコのビザや永住権を取得することで他のヨーロッパ諸国に自由に行き来できるのが魅力的です。
海外移住を検討するときには、一般的には物価が安く日本からも近い東南アジア諸国が第一候補に挙がりますが、あまり情報がないチェコへ移住するのは少し勇気がいるかもしれません。
ですが、チェコはメリットの項目でも記載しましたが、ヨーロッパの中では物価が安くビザや永住権が取りやすいため海外移住したい人の大きな候補の一つになるでしょう。
チェコという国自体は日本人にとっては比較的マイナーな国なので、まずは旅行などで一度現地に行って街や人々の雰囲気を体感することをオススメします。
ぜひ海外移住の一つの候補にチェコを検討してみてはいかがでしょうか?