世界には196ヶ国(海外領土や自治領などの地域も含めると249)あると言われていますが、その中でアルミニウムの生産量が多い国のランキングをご紹介します。
ランキングを見る前にまずは世界でアルミニウムの生産量が多い国トップ10を予想してみてください!
世界でアルミニウムの生産量が多い国トップ10
ランキング | 国名 | 生産量(トン) |
1位 | 中国 | 37,080,000 |
2位 | ロシア | 3,639,000 |
3位 | インド | 3,558,000 |
4位 | カナダ | 3,119,000 |
5位 | アラブ首長国連邦(UAE) | 2,520,000 |
6位 | オーストラリア | 1,582,000 |
7位 | バーレーン | 1,549,000 |
8位 | ノルウェー | 1,330,000 |
9位 | アメリカ | 1,010,000 |
10位 | アイスランド | 860,000 |
出典1:USGS(United States Geological Survey)
出典2:GLOBAL NOTE
(※2020年データ)
世界でアルミニウムの生産量が多い国1位は中国です。
2位のロシアとは約10倍、10位のアイスランドとは約45倍くらいの差がありますのでダントツ1位といっても過言ではないでしょう。
アルミニウムの特性として、軽くて丈夫、そして加工がしやすく熱伝導性も高いため身近な日用品によく使用されています。
さらにリサイクルしやすいという点でも非常に優れた天然資源です。
具体例を挙げると、食品や医薬品、スマホ、自動車、建築物、ロケットや航空機など幅広い用途があります。
現時点で、新型コロナウィルスやロシアのウクライナ侵攻の影響で「天然ガス」や「石油(原油)」、「パラジウム」、「ニッケル」、「銅」などの資源と同様に価格高騰が起きています。
天然ガスや石油、パラジウム、ニッケル、銅の生産量ランキングが気になる方は下記の記事をご覧ください↓
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上位の国はアジア、中東諸国、北欧諸国が中心
2位~10位の国をみてみると、アジアやヨーロッパ、北米、オセアニアなど様々な国々がランクインしていますが、インドやアラブ首長国連邦、バーレーン、ノルウェー、フィンランドといった国が特徴的です。
中国やロシア、カナダ、アメリカなどは国土面積も広く、様々な天然資源生産量で常に上位に顔を出す国々ですが、普段トップ10にあまり入らない国々を覚えておくと役に立つこともあるかもしれません。
アルミニウム生産量11位~20位(おまけ)
11位~20位の国もアルミニウムの生産量がそこそこ多いため参考までに記載しておきます。
10位のアイスランドの生産量が860,000トンですが、11位~20位の国の生産量は760,000トン~397,000トンくらいありそこまで大きな差はありません。
11位:マレーシア
12位:サウジアラビア
13位:南アフリカ共和国
14位:ブラジル
15位:カタール
16位:モザンビーク
17位:ドイツ
18位:イラン
19位:フランス
20位:オマーン
まとめ
アルミニウムというとそんな高価なイメージはないですが、上記で述べた通り過去最高値をどんどん更新している状況です。
2022年は新型コロナウィルスの影響も大きいままですし、そこにロシアのウクライナ侵攻の影響が加わったことで、世界的に需給のバランスが崩れそうになっています。
感染症や戦争など起きると、これまで当たり前だと思っていた平和な世界が変わってしまう可能性が大きいです。
ロシアが核兵器を使うかも?という不安が世の中を襲う中、一先ず停戦に向けて前向きな話題が出ることを祈るばかりです。
ロシアのウクライナ侵攻が停戦に向けて進むか、第三次世界大戦を引き起こすか・・・この結果によって天然資源の供給や価格にも大きな変化が出ると思いますので注視しておきましょう。