世界には196ヶ国(海外領土や自治領などの地域も含めると249)あると言われていますが、その中でリチウムの生産量が多い国のランキングをご紹介します。
ランキングを見る前にまずは世界でリチウムの生産量が多い国トップ10を予想してみてください!
世界でリチウムの生産量が多い国トップ10
ランキング | 国名 | 生産量(トン) |
1位 | オーストラリア | 1,616,764 |
2位 | チリ | 112,300 |
3位 | ブラジル | 85,000 |
4位 | ジンバブエ | 80,000 |
5位 | ポルトガル | 77,000 |
6位 | 中国 | 57,500 |
7位 | アルゼンチン | 34,278 |
8位 | カナダ | 9,000 |
9位 | ナミビア | 0 |
10位 | アメリカ | 0(非公表) |
出典1:USGS(United States Geological Survey)
出典2:GLOBAL NOTE
(※2019年データ)
世界でリチウムの生産量が多い国1位はオーストラリアです。
2位のチリとは約15倍、8位のカナダとは約180倍くらいの差がありますのでダントツ1位といっても過言ではないでしょう。
リチウムは金属の中でも最も軽いと言われており、リチウムイオン電池の主成分として使われています。
また、スマホやパソコンなど電子機器のバッテリーとしても利用されており、実は身近な存在です。
現時点で、新型コロナウィルスやロシアのウクライナ侵攻の影響で「天然ガス」や「石油(原油)」、「パラジウム」、「ニッケル」、「銅」、「アルミニウム」などの資源と同様に価格高騰が起きています。
天然ガスや石油、パラジウム、ニッケル、銅、アルミニウムの生産量ランキングが気になる方は下記の記事をご覧ください↓
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上位の国はアジア、中東諸国、北欧諸国が中心
リチウムの生産量ランキング2位~10位の国をみてみると、南米とアフリカ諸国が中心となっています。
チリは銅の生産量が多いイメージがある国ですが、リチウムでも2位なのは意外と知られてないかもしれません。
また、ジンバブエやポルトガル、アルゼンチン、ナミビアなどの国は天然資源関連のランキングのTOP10に入ることは珍しいです。
まとめ
リチウムはEV市場の加速によって各国で取り合いになっている天然資源の一つですが、新型コロナウィルスの影響やロシアのウクライナ侵攻問題なども合わさってさらに希少性が高まっています。
前半に記述したとおり過去最高値をどんどん更新している状況ですので今後自動車産業業界をはじめ大きな影響が出るかもしれません。
2022年は日本においても様々な食品や製品の値上げが起きていますが、どういう背景でそういった値上げが起きているのかを考えた上で日々生活することが大切です。
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