世界には196ヶ国あると言われていますが、その中で1人あたりの二酸化炭素排出量が多い国のランキングをご紹介します。
ランキングを見る前にまずは世界で1人あたりの二酸化炭素排出量トップ10を予想してみてください!
二酸化炭素排出量(総量)のランキングは下記記事を参考にしてください↓
【世界ODAランキング】世界で1人あたりの途上国援助金額(ODA)が多い国トップ10!日本は何位?
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総量と1人あたりのデータでは大きく順位が異なることはよくあることです。
基本的には人口が多い国が1人あたりのランキングでは順位が下がる傾向にありますが、二酸化炭素排出量に関してはどうなるでしょうか?
ちなみに日本は二酸化炭素排出量(総量)は5位ですが、1人あたりのランキングだとどうなると思いますか?
世界で1人あたりの二酸化炭素排出量が多い国トップ10
ランキング | 国名 | 排出量(トン) |
1位 | カタール | 30.36 |
2位 | キュラソー | 23.28 |
3位 | クウェート | 21.62 |
4位 | アラブ首長国連邦 | 20.91 |
5位 | ジブラルタル | 20.70 |
6位 | バーレーン | 19.97 |
7位 | サウジアラビア | 16.16 |
8位 | ブルネイ | 15.64 |
9位 | オーストラリア | 15.63 |
10位 | カナダ | 14.99 |
出典1:IEA(International Energy Agency)
出典2:GLOBAL NOTE
世界で1人あたりの二酸化炭素排出量が多い国1位はカタールです。
カタールは日本人には馴染みがあまりない国ですが、実は当サイトの別の記事でも過去にランキング1位に輝いたことがありました。
そのランキングとは世界のエネルギー消費量ランキング(1人あたり)です。
【世界のエネルギー消費量ランキング】世界で1人あたりのエネルギー消費量が多い国トップ10!日本は何位?
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2位~10位の国々をみるといくつかの特徴があることがわかります。
・中東諸国などをはじめ原油(石油)を生産している国が多い
・面積や人口が少ない国が多い
・オイルマネーなどによって比較的経済が発展している国が多い
ちなみに世界で二酸化炭素排出量が多い国(総量)のトップ10の国と被っているのは、カナダとサウジアラビアのみです。
※アメリカは11位、中国は35位となっています。
日本は何位?
日本の1人あたりの二酸化炭素排出量は8.94トンで23位となっています。
ちなみに日本に近い順位の国は20位ロシア、21位チェコ、22位オランダ、24位ドイツ、25位シンガポールです。
日本は世界でも人口が多い国ですので、1人あたりのランキングになると、順位はかなり下がります。
そういう意味では日本は世界3番目の経済大国の割には1人あたりの二酸化炭素排出量が少ないと感じる人もいるかもしれません。
まとめ
世界でも日本でも二酸化炭素排出量などの環境問題は重大なことですが、政治家の多くは経済優先の政策が中心なのが現実です。
実際に世界を見渡してみても、自分や身の回りで経済的に豊かであれば環境問題なんてどうでもよいと感じている人も多いのではないでしょうか?
しかし、近年温暖化などの影響で様々な環境悪化や災害が増えています。
北欧諸国などは昔から環境問題などに熱心に取り組んでいますが、日本にいる私たちももう少し注目して、自分一人でも少しずつできることをやっていく姿勢が重要です。