世界には196ヶ国(海外領土や自治領などの地域も含めると249)あると言われていますが、その中で原子力発電の割合が高い国のランキングをご紹介します。
ランキングを見る前にまずは世界で原子力発電の割合が高い国トップ10を予想してみてください!
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世界で原子力発電の割合が高い国トップ10
ランキング | 国名 | 割合(%) |
1位 | フランス | 70.16 |
2位 | スロバキア | 54.16 |
3位 | ウクライナ | 53.89 |
4位 | ハンガリー | 47.76 |
5位 | ベルギー | 46.67 |
6位 | ブルガリア | 39.20 |
7位 | スウェーデン | 38.87 |
8位 | スイス | 37.37 |
9位 | スロベニア | 36.92 |
10位 | チェコ | 36.13 |
出典1:EIA(U.S. Energy Information Administration )
出典2:GLOBAL NOTE
(※2019年データ)
世界で原子力発電の割合が高い国1位はフランスです。
フランスは元々天然資源に恵まれている国ではないため、火力発電をするにしても中東諸国から石油や石炭などの天然資源を輸入するしかありません。
ですが、フランスは独立精神が高いということもあり、エネルギーを輸入するのではなく、原子力発電の比率を極端に高めてエネルギーを輸出する政策に切り替えています。
また、フランスには核に関する科学者も昔から多かったと言われています。
上位の国はヨーロッパ諸国が中心?
原子力発電の割合が高い国の2位~10位の国をみてみると、すべての国がヨーロッパに属する国です。
ヨーロッパ諸国は原子力発電や再生可能エネルギーによる発電が多いイメージがありますが、10位のチェコでも約36%の原子力発電の割合です。
原子力発電の割合が高い国11位~20位
原子力発電の割合が高い国の11位~20位の国も参考までに記載しておきます。
11位:フィンランド
12位:アルバニア
13位:韓国
14位:スペイン
15位:アメリカ
16位:ルーマニア
17位:ロシア
18位:イギリス
19位:カナダ
20位:ドイツ
11位~20位の国を見てもヨーロッパ諸国が中心です。
日本は何位?
日本は世界で23位です。(6.67%)
日本は東日本大震災の後、脱原発を唱える人が多くなっていますが、それでも世界で23位の高い割合です。
日本は天然資源も多く採掘できないため、火力発電や原子力発電に頼らざるを得ない状況とも言えるでしょう。
日本に近い順位の21位~30位の国も参考までにご紹介します。
21位:台湾
22位:パキスタン
23位:日本
24位:アルゼンチン
25位:南アフリカ共和国
26位:中国
27位:メキシコ
28位:オランダ
29位:インド
30位:ブラジル
まとめ
東日本大震災や今回のロシアのウクライナ侵攻で原子力発電の危うさがより明確になっていますが、天然資源が少ない国や再生可能エネルギーだけでは安定的な電力を賄えない国においては原子力発電をストップさせるのは非常に難しい問題です。
理想は環境にも人間にも優しい再生可能エネルギーを100%にすることですが、現代の技術力ではそれは非現実的です。
今後、国によって原子力発電を縮小していく国と拡大していく国など分かれていくと思いますが、地震大国や地政学リスクの高い日本においてどちらを求めるのかを一国民として真剣に考えなければなりません。