世界には196ヶ国(海外領土や自治領などの地域も含めると249)あると言われていますが、その中で外国人移住者が多い国(流入数)のランキングをご紹介します。
ランキングを見る前にまずは世界で外国人移住者が多い国トップ10を予想してみてください!
世界で外国人移住者が多い国トップ10
ランキング | 国名 | 人数 |
1位 | ドイツ | 1,345,943 |
2位 | アメリカ | 1,031,765 |
3位 | スペイン | 666,022 |
4位 | 日本 | 591,961 |
5位 | トルコ | 578,488 |
6位 | イギリス | 507,000 |
7位 | 韓国 | 438,220 |
8位 | カナダ | 341,173 |
9位 | フランス | 266,341 |
10位 | イタリア | 264,571 |
出典1:OECD(Organisation for Economic Co-operation and Development )
出典2:GLOBAL NOTE
(※2019年データ)
世界で外国人移住者が多い国1位はドイツです。
ドイツはヨーロッパの中でも移民大国として有名ですが、アメリカを上回って1位なのは意外だと思う方も多いかもしれません。
ドイツは移民者が多いこともあり、国内の外国人比率は10%以上と言われています。
ドイツに来る移民者は世界様々な国の出身者ですが、トルコやポーランド、ロシア、カザフスタン、イタリアなどの出身者が多くなっています。
ドイツは近隣諸国だけでなく、シリアや中東などの紛争地域からの難民受け入れも積極的なイメージがありますよね!
ロシアのウクライナ侵攻後においてもドイツはウクライナ人の難民の受け入れ支援を積極的に行っているようです。
上位の国はヨーロッパ諸国が中心
ランキング2位~10位の国をみてみると、ヨーロッパ諸国が中心となっています。
トルコをヨーロッパから除外したとしてもトップ10に5ヶ国のヨーロッパ諸国がランクインしています。
ヨーロッパはEU圏内で移動の制限が低いことや、地理的にみても陸続きで移動しやすいことなどが大きな要因だと考えられます。
日本は4位
外国人移住者が多い国の4位に日本がランクインしています。
ヨーロッパ諸国やアメリカ、カナダなどは移民大国のイメージが強いですが、日本がまさかの4位だと感じる方も多いかもしれません。
外国人旅行者は多くなってきた日本(新型コロナ前まで)ですが、ビザの関係や就労環境、島国だという点などを考えても移住者は少ない方だと思っている方も多いのではないでしょうか?
実際に日本に来る外国人の多くは永住というよりは、技能実習生や留学生として来日・移住してくる人が多いです。
永住者が多ければ必然的に外国人の数がどんどん増えていく感覚になりますが、技能実習生や留学生は在留資格がある間にのみやってきて期間が終わったら帰国するパターンも多いはずです。
私たち日本人が移民大国の実感がないのはそういうカラクリがあるのかもしれませんね。
まとめ
世界で移住者が多いのは基本的にヨーロッパ諸国や北米だとわかりました。
しかし、日本や韓国がトップ10にランクインしていることも見逃せません。
新型コロナの影響で世界の移住や移民の状況は一変してしまっていますが、日本は少子高齢化と人口減少が明白になっており、今後は外国人労働者に依存せざるを得ない状況になっています。
また、近年稀にみる円安状況になっていることからも外国から日本に移住しようと考える人が増える可能性が高くなっているかもしれません。
そういう意味でも今後、日本はドイツやアメリカを抜いて移民大国1位になる未来もシナリオの一つになっているでしょう。