世界には196ヶ国(海外領土や自治領などの地域も含めると249)あると言われていますが、その中で政府の腐敗認識指数が高い国のランキングをご紹介します。
ランキングを見る前にまずは世界で政府の腐敗度認識指数が高い国トップ10を予想してみてください!
日本においても様々な汚職やスキャンダル等ありますが、海外と比較するとどの程度の腐敗度なのでしょうか?
※今回の統計データの概要
・政府・政治家・公務員などの公的分野での腐敗度を12~13種類の調査報告に基づいてスコア化し評価しています。
・スコアは0ptsから100ptsで評価され点数が高い方が汚職が少ないと認識してください。(上位10の国は腐敗が少ない)
世界で政府の腐敗認識指数が高い国トップ10
ランキング | 国名 | 腐敗認識指数(pts) |
1位 | ニュージーランド | 88.00 |
1位 | フィンランド | 88.00 |
1位 | デンマーク | 88.00 |
4位 | スウェーデン | 85.00 |
4位 | シンガポール | 85.00 |
4位 | ノルウェー | 85.00 |
7位 | スイス | 84.00 |
8位 | オランダ | 82.00 |
9位 | ルクセンブルク | 81.00 |
10位 | ドイツ | 80.00 |
出典1:TI(Transparency International)
出典2:GLOBAL NOTE
(※2021年データ)
世界で政府の腐敗認識指数が高い国1位はニュージーランド・フィンランド・デンマークの3ヶ国です。
ちなみに4位に北欧のもう一つの国スウェーデンがランクインしていますが、これはイメージ通りではないでしょうか?
ヨーロッパ諸国の中でも北欧諸国は政治の腐敗が少なく、環境問題や社会福祉などに先進的に取り組んでいるクリーンなイメージが強いと思います。
ニュージーランドに関しても似たようなイメージがある方も多いかもしれません。
上位の国はヨーロッパ諸国が中心
世界で政府の腐敗認識指数が高い国2位~10位の国をみてみると、ヨーロッパ諸国が多くランクインしています。
例外なのは1位のニュージーランドと4位のシンガポールのみです。残り8か国がヨーロッパ諸国です。
ヨーロッパの中でも北欧諸国や北ヨーロッパに該当する国々が上位に入っていることが特徴的ですね!
日本は何位?
日本は18位です。(数値は73.00%)
ちなみに同率順位に南米のウルグアイ、ヨーロッパのベルギーがランクインしています。
世界で18位と聞いて高いと思った方と低いと思った方どちらもいるとは思いますが、「選挙投票率が低く政治にあまり関心がない日本」ということを考えると意外と腐敗度は低いのではないでしょうか?
投票率の記事をまだ見ていない方は下記記事を参考にしてくださいね↓
実際に、政治や政治家に不満がある人が多いような報道がされますが、なんだかんだで長い間自民党が勝ち続けているという事実もあります。
とはいえ、少子高齢化でシルバーデモクラシーの日本においては、若者などの少数派意見がなかなか通りづらいというデメリットも浮き彫りになってはいますので、もっと多くの人が信頼できる政治を期待したいところですね!
政府の腐敗認識指数が低い国(ワースト10)
参考までに逆に政府の腐敗度が高い国(腐敗認識指数が低い国)もご紹介します。
【ワースト10】
1位:南スーダン
2位:ソマリア
3位:シリア
4位:ベネズエラ
5位:アフガニスタン
6位:北朝鮮
7位:イエメン
8位:赤道ギニア
9位:リビア
10位:ブルンジ
アフリカ諸国や中東諸国、南米諸国などの発展途上国が多くランクインしていることが目立ちます。
ちなみにワースト1位の南スーダンが11.00%、10位のブルンジが19.00%です。
まとめ
世界で政府の腐敗認識指数が高い国1位はニュージーランド・フィンランド・デンマークの3ヶ国でした。
基本的な特徴としては先進国とりわけヨーロッパ諸国の順位が高く、発展途上国が順位が低い傾向にあります。
日本においては18位と意外と高い水準なような気もしますが、トップ10の国と比べるとそこそこ大きな差があります。
ネットが普及することによって汚職などは誤魔化しづらい環境にはなっていますが、メディアの力や権力によって大きな問題がうやむやになったり揉み消されている事例もあるはずです。
日本においても税金の使い道が不透明な部分もあったりしますし、いつの間にか法律が改悪されていたりすることもあるので、国民一人一人が政府をチェックするようにしていく必要があるでしょう!