世界には196ヶ国(海外領土や自治領などの地域も含めると249)あると言われていますが、その中で農産物・食料品の輸入額が多い国のランキングをご紹介します。
ランキングを見る前にまずは世界で農産物・食料品の輸入額が多い国トップ10を予想してみてください!
日本は食糧に関しては輸入に依存しているイメージが強いですが、他の国と比較するとどれくらいの水準なのでしょうか?
今回は一人当たりの輸入量ではなく、総量のランキングのため、人口が多い国が比較的上位に来る傾向があります。
※農産物と食料品には穀物・野菜・肉類・魚貝類など一般的な農産物・食品のほか飼料・飲料・煙草・動植物性油脂類などを含む。
【世界の輸出額ランキング】世界で農産物・食料品の輸出額が多い国トップ10!日本は何位?
世界で農産物・食料品の輸入額が多い国トップ10
ランキング | 国名 | 輸入額(百万USドル) |
1位 | アメリカ | 155,557 |
2位 | 中国 | 137,770 |
3位 | ドイツ | 95,315 |
4位 | オランダ | 72,175 |
5位 | 日本 | 70,522 |
6位 | イギリス | 64,183 |
7位 | フランス | 62,154 |
8位 | イタリア | 49,012 |
9位 | スペイン | 41,791 |
10位 | ベルギー | 40,136 |
出典1:UNCTAD(United Nations Conference on Trade and Development)
出典2:GLOBAL NOTE
(※2018年データ)
世界で農産物・食料品の輸入額が多い国1位はアメリカです。
アメリカは自国で小麦やとうもろこしなどの生産も盛んですが、人口も多く輸入量も多いことがわかります。
中国も同様に、自国で農産物や食料品を多く生産していますが、人口が非常に多く輸入にも頼っていることがわかります。
上位の国はヨーロッパ諸国が中心
2位~10位の国をみてみると、アメリカ、中国、日本を除くすべての国がヨーロッパ諸国です。
ヨーロッパ諸国は各国それぞれ国土はそこまで多くないということもありますが、EUという貿易を促進する背景も大きいと考えられます。
関税が低いことや、国が陸続きで繋がっていることも貿易を盛んにしているのではないでしょうか?
また、トップ10のヨーロッパ諸国は比較的人口が多い国でもあります。
日本は何位?
日本は世界5位です。(数値は70,522)
このランキングを高いとみるか低いとみるかは人それぞれかもしれません。
ですが、新型コロナウィルスの影響や国どうしの紛争などのリスクを考えると、日本は輸入に依存しすぎずに食料自給率を少しずつ上げていく努力をしていくべきでしょう。
ちなみにお隣の韓国が12位、香港が13位という順位になっています。
まとめ
農作物や食料品の輸入額は人口が多い国やヨーロッパ諸国が上位に来ることがわかりました。
農作物や食料品といっても、穀物や野菜、果物、乳製品、水産物、飼料、飲料など細かく分かれます。
それぞれの項目を細かく見るとよりその国の状況がわかって面白いと思います。