世界には196ヶ国(海外領土や自治領などの地域も含めると249)あると言われていますが、その中で銅の生産量が多い国のランキングをご紹介します。
ランキングを見る前にまずは世界で銅の生産量が多い国トップ10を予想してみてください!
世界で銅の生産量が多い国トップ10
ランキング | 国名 | 生産量(トン) |
1位 | チリ | 5,831,600 |
2位 | ペルー | 2,436,950 |
3位 | 中国 | 1,591,000 |
4位 | コンゴ民主共和国 | 1,225,607 |
5位 | アメリカ | 1,220,000 |
6位 | オーストラリア | 920,000 |
7位 | ザンビア | 854,100 |
8位 | ロシア | 751,400 |
9位 | メキシコ | 751,000 |
10位 | インドネシア | 651,071 |
出典1:USGS(United States Geological Survey)
出典2:GLOBAL NOTE
(※2018年データ)
世界で銅の生産量が多い国1位はチリです。
2位のペルーとは約2倍、3位の中国とは約4倍くらいの差がありますのでダントツ1位といっても過言ではないでしょう。
銅は加工がしやすく熱伝導性や耐食性も高いため身近な日用品によく使用されています。
具体例を挙げると、鍋やフライパンなどのキッチン関連用品、テレビやパソコン、エアコン、冷蔵庫などの家電製品があります。
現時点で、新型コロナウィルスやロシアのウクライナ侵攻の影響で「天然ガス」や「石油(原油)」、「パラジウム」、「ニッケル」などの資源と同様に価格高騰が起きています。
上位の国は南米諸国、アフリカ諸国が中心
2位~10位の国をみてみると、アジアやヨーロッパ、北米、オセアニア、南米など様々な国々がランクインしていますが、チリやペルー、コンゴ民主共和国やザンビアといった国が特徴的です。
チリやペルーは南米のアンデス山脈やプレートの影響で銅が取りやすい環境になっています。
また、コンゴ民主共和国やザンビアなどのアフリカ諸国にはカッパーベルトと呼ばれる銅山地帯があるのは有名な話です。
中国やアメリカ、オーストラリア、ロシアなどに関しては銅だけでなく、色んな天然資源のランキングで常に上位に入っていますので意外性はありません。
まとめ
銅は金や銀、プラチナなどのコモディティーの一種ですが、それほど投資の世界でも日常生活の中でも大きな話題になることはないと思います。
しかし、2022年は新型コロナウィルスやロシアのウクライナ侵攻の影響もあり、銅に対しても注目度が上がっているように感じます。
感染症や戦争など起きると、これまで当たり前だと思っていた平和な世界が変わってしまう可能性が大きいです。
身近に感じる変化の部分だけでなく、統計データなどの指標から客観的に変化を感じることができるようにしておくことも重要ではないでしょうか?