世界には196ヶ国(海外領土や自治領などの地域も含めると249)あると言われていますが、その中で離婚率が高い国(1000人あたりの離婚件数)のランキングをご紹介します。
ランキングを見る前にまずは世界で離婚率が高い国トップ10を予想してみてください!
世界で離婚率が高い国トップ10
ランキング | 国名 | 離婚件数(1000人あたり) |
1位 | ロシア | 4.70 |
2位 | ラトビア | 3.10 |
3位 | リトアニア | 3.00 |
4位 | アメリカ | 2.90 |
5位 | コスタリカ | 2.60 |
5位 | デンマーク | 2.60 |
7位 | エストニア | 2.50 |
8位 | フィンランド | 2.40 |
8位 | チェコ | 2.40 |
8位 | スウェーデン | 2.40 |
出典1:OECD(Organisation for Economic Co-operation and Development )
出典2:GLOBAL NOTE
(※2017年データ)
世界で離婚率が高い国1位はロシアです。
今回の統計データは人口1000人あたりの離婚率であるため、単純な離婚件数が多い国のランキングではありません。
単純な離婚件数であれば人口が多い国ほど上位になるでしょう。
※今回のランキングでは「1000人あたり」のデータになっていますが、結婚していない人を含めた数値ですので見方に注意してください。
ロシアの離婚率は別の統計では60%~80%と言われていますが、離婚の主な原因は失業など経済的な理由が多いようです。
上位の国はヨーロッパ諸国が中心
2位~10位の国をみるとアメリカとコスタリカを除けばすべてヨーロッパ諸国になっています。
ヨーロッパ諸国は晩婚化が進んでいる国や少子高齢化が深刻になっている国も多いです。
元々、ヨーロッパ諸国では結婚に対する考え方が日本とは違い事実婚なども一般的であるため、そういう意味で離婚するハードルが低いのかもしれません。
結婚年齢や高齢化に関するランキングは下記記事を参考にしてください↓
・【世界の平均結婚年齢ランキング(男性)】世界で結婚するのが遅い国トップ10!日本は何位?
日本は何位?
日本は世界28位です。(1000人あたり1.70件の離婚件数)
最近、日本の離婚率が上がってきていると騒がれていますが、世界と比べるとそこまで順位は高くないようです。
結婚している夫婦だけの数値で考えると約35%が離婚に至っています。
日本のランキングの前後5位の国
同順位の国が多いです。
24位:スロバキア
24位:オーストリア
24位:イギリス
24位:ギリシャ
28位:ポーランド
28位:ニュージーランド
28位:イスラエル
28位:日本
32位:ルーマニア
32位:トルコ
34位:クロアチア
34位:ブルガリア
34位:イタリア
日本と同順位の国はポーランド、ニュージーランド、イスラエルです。
その他のランキングが近い国はすべてヨーロッパ諸国になっています。
まとめ
離婚率1位のロシアは100組の夫婦がいれば最大80組が離婚することを考えると、離婚しない方が珍しいという状況です。
日本においても近年の離婚率が35%と言われているため、離婚するのも抵抗がなくなってきているのではないでしょうか?
少し前の日本であれば「離婚は周りの目が・・・」という悪い印象がありましたが、最近はそういう風に考える人が少なくなってきています。
世界においても、日本よりも離婚率が高い国は約30ヶ国もあるわけです。
そういう意味でも、今後、日本でも世界でも結婚しない人が増えたり、結婚してもすぐ離婚してしまう人も増えていくかもしれません。