こんちには。ペルー在住のRyotitaです。
みなさんは、ペルーには日本ではめったに見かけない種類をはじめ、数多くのフルーツが栽培されていることを知っていましたか?
出典ーWikipediaー
ペルーは上記の地図のように3つの異なる気候帯を持っている国なんです。
・Costa (海岸地帯) 主な都市:リマ、ピウラ、イカ
・Sierra (山岳地帯) 主な都市:カハマルカ、クスコ、プーノ
・Selva (森林地帯/アマゾン) 主な都市:イキートス、ティンゴ・マリア
これらの様々な気候帯のおかげでみかん、ぶどう、マンゴー、パイナップル、バナナ、アボカド、いちご、ブルーベリーをはじめ、チリモヤ(チェリモヤ)、アグアイマント(ゴールデンべりー/インカべりー)など、日本ではあまり見かけない、ペルー原産の美味しい果物がたくさん栽培されていて、しかも安く購入出来るんです。
また、ペルーは果物の輸出は2010年には5億4000万ドルだったのが、2020年には約38億ドルを記録するなど成長を続けています。日本でもペルー産のアボカド、みかん、マンゴーやバナナも売られているそう。
私は大阪育ちでバナナベースのミックスジュースが好きなので、よくバナナ、パイナップル、いちご、マンゴーなどを購入し、ジュースにして飲んでいます。また、今まで食べたことのなかったペルー原産のフルーツを試してみるのも好きなので、今回はペルーの魅力の1つでもあるフルーツについて、みなさんにお伝えしたいと思います。
値段はどれくらい?
主なフルーツの値段は以下のようになっています。
1キロあたりの値段一覧ですが、日本と比べると衝撃の安さです↓
値段(1キロ当たり) | 値段(日本円) | |
アボカド | S/.5〜S/.10 | 190円~380円 |
いちご | S/.4〜S/.8 | 152円~304円 |
バナナ | S/.2.50〜S/.3.50 | 95円~133円 |
パイナップル | S/.3.50〜S/.5 | 133円~190円 |
みかん | S/.2〜S/.4 | 76円~152円 |
りんご | S/.2.50〜S/.8 | 95円~304円 |
マンゴー | S/.3.50〜S/.6 | 133円~228円 |
スイカ | S/.3〜S/.5 | 114円~190円 |
(2022年10月24日現在、S/.1=38円、最安値は主に旬の時期に多く出回るときの値段)
だいたいこのような感じですが、時期によってかなり変動します。
私が住んでいるところから近い町でアボカドが栽培されているので、リマの中心部で購入するよりも安いです。リマのミラフローレス区ではS/.10以上で売られているのを見たことがあります。
国産りんごは安いですが、スーパーに売られていた輸入りんごはS/.8と高めでした。
どこで買うのがおすすめ?
ペルーでフルーツはスーパーマケット、市場、そして露天商などから購入出来ます。
スーパーマーケット: 値段は少し高め。質は安定している。
市場: 値段はスーパーより安いことが多い。質はまあまあ安定している。
露天商: 値段は市場より安いことも。質は販売者による。
もし、近くに市場があるのであれば、私は市場の果物屋(八百屋)で買うことをおすすめします。
物によってはスーパーで買うこともありますが、基本的に市場の方が安いです。
安いですが質が悪いということはありません。市場もスーパー同様に自分で手に取り選べるので、傷がある物を掴まされることもありません。また、スーパーではあまり見かけないものがあったり、常連になればオマケをくれることも!
今のところ感じた市場で買うデメリットは、「種無しみかん」と書かれたみかんに種がいっぱい入っていたことくらいです。
露天商からはあまり買ったことがないのでわかりません。ただ、自身の農園で栽培されたアボカドを売っている方が家の近くに売りに来ることがあります。その方のアボカドは非常に美味しいうえに、スーパーより安いのでほぼ毎週買っています。
露天商でも質の良さそうなものを安くで売っているのを見かけるので、そういったものを見つけたら買ってみるのもいいかもしれません。
日本ではあまり見かけないフルーツ
Aguaymanto(インカベリー/食用ほおずき)
オレンジ色をしたミニトマトのようなフルーツ。スーパーフードとしても知られているそうです。多くのビタミンA,B,Cや食物繊維、鉄分などが含まれており、アンチエイジング効果や美肌効果、貧血予防やダイエットにもいいとされています。
食感はぶどうを皮のまま食べたような感じで、甘さと酸味のバランスがよく美味しいです。
スーパーで1パックS/.2.60で購入しました。市場では葉で覆われた状態でも売られています。市場だと少し安く買えるかもしれません。
Granadilla(グラナディージャ)
パッションフルーツに似たフルーツですが、酸味はほとんどありません。
皮を剥くとゼリー状のものに覆われた種が出てきます。種ごと食べられます。見た目はあまり良くないですが、甘くて美味しいです。
こちらも多くのビタミンの他に、鉄分、食物繊維、カリウムを含んでいます。
便秘予防、コレステロールを減らし、貧血予防にも良いそうです。
スーパーで1個当たりS/.0.60で売っていました。これも市場だとキロ単位で売られていて、安く購入できると思います。
Tumbo(トゥンボ)
見た目は細長く、中身はグラナディージャに似ています。
直接食べたり、ジャム、ジュースにしたりと食べ方は色々ですが、私はジュースにして飲むのがお気に入りです。
トゥンボを5個ほど用意。中身を取り出し、水とともにミキサーにかけます。それを1.5リットルほど水が入ったボトルに濾しながら注ぎます。お好みで砂糖やステビアで甘さを追加して出来上がり。
今、ペルーはだんだん暑くなってきているので、トゥンボのジュースを冷やして飲むと最高です。強すぎない酸味がさっぱりしていて夏にぴったりです。
こちらもビタミンC、鉄分が豊富に含まれていて、美肌効果や貧血予防にいいそうです。また、体の免疫向上の効果もあるのだとか。
Chirimoya(チリモヤ/チェリモヤ)
このフルーツは南米アンデス原産(エクアドル、ペルー)です。日本でも栽培、販売されているようですが、私はこちらに来て初めて見ました。
先日、市場で1キロ当たりS/.3で売られていたものを買いました。
別名「森のアイスクリーム」と言われているみたいですが、まさにその通りです。
果肉はとてもジューシーで甘く、冷やして食べればまさにアイスのようです。(黒い大きな種も入っていますが食べられません。)
すぐに食べたいときは、ちゃんと熟したもの選んでください。市場で「今日食べられるやつをください。」といえば食べごろのものを選んでくれます。手で剥くことが出来るくらい柔らかくデリケートです。
チリモヤには「葉酸」が多く含まれていて、貧血予防に効果的だそうです。
まとめ
みなさん、食べたことがあるフルーツはありましたか?
ペルーに様々な気候帯があるため、定番のフルーツからトロピカルなものまで種類は豊富にあります。
路上でも搾りたてのオレンジジュースや、円盤状にカットされたスイカやパイナップルなど売られており、よりフルーツを身近に感じられます。
ペルーに来たら、日本ではあまり見ない、美味しいフルーツを試してくみてださい。
それでは、、、Chao! ¡Nos vemos!